近代美術シリーズ切手イメージ
近代美術シリーズ切手は1979年~1983年に発行され、大正から昭和にかけての美術作品を題材とした特殊切手になります。

日本美術史に残る名作が揃い、コレクションとしてシリーズを集める人も多い人気の切手になります。

1枚あたりの価値は低いですが、32種揃っていると買取単価が上昇します。

近代美術シリーズ切手の一覧

お売りになりたい近代美術シリーズ切手の買取価格を簡単に調べることができます。
※各切手の項目をクリックすると下に移動するようなっています。
※買取価格は美品状態を目安としています。

【悲母観音像切手】の買取価格と相場
悲母観音像切手 明治の画家、狩野芳崖が死の間際まで描いていた悲母観音像になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。狩野芳崖は西洋画の手法を取り入れて日本画の近代化を進めました。この悲母観音像は中国の仏像画をもとにした作品ですが、近代日本画の中でも非常に評価が高い作品となっています。

【わだつみのいろこの宮切手】の買取価格と相場
わだつみのいろこの宮切手 明治ロマン主義の画家、青木繁による作品が図案となっています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。代表作「海の幸」に続く名作で、古事記にある「海幸彦と山幸彦」のエピソードを題材にしていて、釣り針を取りに海底に入り豊玉姫と出会う場面が描かれています。

【炎舞切手】の買取価格と相場
炎舞切手 大正から昭和にかけて活躍した写実主義の画家、速水御舟の作品「炎舞」が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。らせん状に昇る炎と、背景の暗黒が印象的な作品です。

【もたれて立つ人切手】の買取価格と相場
もたれて立つ人切手 大正から昭和にかけて活躍した画家、萬鉄五郎の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。いくつもの自画像を描いた中で、この作品は幾何学的な立体物で描かれたキュビスム思考が表れていることが特徴です。

【黒き猫図切手】の買取価格と相場
黒き猫図切手 明治の日本画家で、横山大観らと日本画を改革した菱田春草の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。輪郭線のない絵や空気遠近法を取り入れた画風が特徴で「賢首菩薩」「落葉」なども知られています。

【金蓉切手】の買取価格と相場
金蓉切手 大正から昭和にかけての洋画家、安井曽太郎の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。「金蓉」はチャイナドレス姿で椅子に座る女性が、顔・上半身・脚などそれぞれの角度を考え流れるようなフォルムで描かれています。

【裸婦切手】の買取価格と相場
裸婦切手 明治から昭和にかけて活躍した日本画家、村上華岳の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。絵は薄物を着た女性が描かれ、宗教画を感じさせる裸体画になっています。

【収穫切手】の買取価格と相場
収穫切手 明治時代の洋画家、浅井忠の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。浅井忠はフランスへ留学した後、洋画研究所を設立したり、正岡子規の先生となるなど教育者でもありました。図案の「収穫」は浅井忠がミレーの「落ち穂拾い」を見て影響を受けた作品と言われています。

【鮭切手】の買取価格と相場
鮭切手 江戸末期から活躍し、日本最初の洋画家と言われる高橋由一の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。この「鮭」によって、日本にもリアリティと立体感のある西洋画が広まっていきます。

【阿弥陀堂切手】の買取価格と相場
阿弥陀堂切手 大正から昭和にかけて活躍した小林古径の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。小林古径は繊細な画風の「髪」が代表作ですが、この「阿弥陀堂」は建築物のみをテーマにした貴重な作品となっています。

【舞妓切手】の買取価格と相場
舞妓切手 「近代洋画の父」とも呼ばれる黒田清輝の作品が描かれています。代表作は「湖畔」で切手デザインにも採用されています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。この「舞妓」は黒田清輝が京都を訪れ、その風俗に興味を持って描いた作品になります。

【母子切手】の買取価格と相場
母子切手 上村松園は明治から昭和にかけて活躍した女性画家で、多数の美人画を残しています。1948年に女性初の文化勲章を受賞しています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。「母子」は気品を感じる若い母親が赤ん坊を抱いている様子が描かれています。

【黒扇切手】の買取価格と相場
黒扇切手 近代洋画を牽引した、日本を代表する洋画家 藤島武二の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。「黒扇」は代表作で、黒い扇を持った貴婦人が描かれています。外光を感じさせる明暗が藤島武二の特徴でもあります。

【アレ夕立に切手】の買取価格と相場
アレ夕立に切手 明治から昭和まで活躍した日本画家、竹内栖鳳の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。「アレ夕立に」は扇で顔を隠した着物姿の女性を描いています。妖艶な白い肌と写実的な髪の描写が印象的です。

【女切手】の買取価格と相場
女切手 明治時代に活躍した彫刻家、荻原守衛の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。「女」は後ろで手を縛られながら、天を見上げる女性の姿になっています。

【黒船屋切手】の買取価格と相場
黒船屋切手 大正ロマン主義の画家として知られる竹久夢二の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。竹久夢二は絵画の他にも詩や童話、浴衣デザインなども行う才能の持ち主でした。「黒船屋」は代表作で、他の作品の女性画よりも凛とした姿で猫を抱く、印象的な作品になっています。

【雪の発電所切手】の買取価格と相場
雪の発電所切手 昭和期の画家、岡鹿之助の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。独自の質感で描くのが特徴で、「雪の発電所」もサラサラした雪と落ち着いた風景を表現しています。

【飛鳥の春の額田王切手】の買取価格と相場
飛鳥の春の額田王切手 昭和期の日本画家、安田鞆彦の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。安田鞆彦は日本や大陸の歴史をテーマにした作品が多く、卑弥呼や織田信長など歴史上の人物もたくさん登場します。「飛鳥の春の額田王」は飛鳥の都で高台から見下ろす宮廷歌人額田王が描かれています。

【筍切手】の買取価格と相場
筍切手 明治から昭和にかけて活躍した日本画モダン、福田平八郎の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。「筍」は淡い色一面の笹の葉に立つ二本の筍が描かれています。黒々とした筍に緑の芽がわずかに見えるのが印象的です。

【Nの家族切手】の買取価格と相場
Nの家族切手 大正から昭和まで活躍した洋画家、小出楢重の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。代表作「Nの家族」は自身と妻、子供の家族三人を描いていて、色を抑えて重たい雰囲気を感じさせる表情で描かれています。

【一葉切手】の買取価格と相場
一葉切手 明治から昭和にかけての浮世絵師・画家の鏑木清方の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。鏑木清方は東京の下町の風情をテーマにした作品や、樋口一葉を描いた作品を多く残しています。この作品は吊ランプの下で針箱を開けたまま座る樋口一葉が描かれています。

【麗子像切手】の買取価格と相場
 class= 大正から昭和初期まで活躍した画家、岸田劉生の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。代表作「麗子像」はおかっぱ頭の少女が微笑していますが、重々しい雰囲気でインパクトのある作品になっています。

【洞窟の頼朝切手】の買取価格と相場
洞窟の頼朝切手 大正から昭和にかけて活躍した画家、前田青邨の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。前田青邨は歴史や花鳥画を多く残しています。「洞窟の頼朝」は石橋山の戦いで破れて7名で洞窟に身を潜める源頼朝を描いています。

【テラスの広告切手】の買取価格と相場
テラスの広告切手 大正から昭和にかけて活躍した画家、佐伯祐三の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。佐伯祐三は風景画を主に描き、パリの街頭やカフェ、古い街並みを多く描いています。

【あやめの衣切手】の買取価格と相場
あやめの衣切手 明治から昭和にかけて活躍した洋画家、岡田三郎助の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。日本の女性の美しさを追求し、この「あやめの衣」では女性の後ろ姿を描いています。滑り落ちそうな着物と白い肌の妖艶な美しさが描かれています。

【普陀落山観世音菩薩像切手】の買取価格と相場
普陀落山観世音菩薩像切手 幕末から大正まで活躍した画家であり儒学者の富岡鉄斎の作品が描かれています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。富岡鉄斎は生涯2万点もの作品を描いたと言われ、油絵のような重い質感のある水墨画が特徴です。

【弁財天妃の柵切手】の買取価格と相場
弁財天妃の柵切手 大正から昭和にかけて活躍した世界的な版画家、棟方志功の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。棟方志功は版画芸術を磨き、独自の造形でダイナミックな作品を残しました。

【サルタンバンク切手】の買取価格と相場
サルタンバンク切手 大正から昭和にかけての洋画家、東郷青児の作品になります。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。フランスではピカソと交流があり、強い影響を受けています。非常に柔らかい画風が特徴で、多数の女性像を残しています。

【吹雪切手】の買取価格と相場
吹雪切手 大正から昭和にかけての浮世絵師・日本画家の 伊東深水の作品になります。タレント朝丘雪路さんの父親としても知られています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。浮世絵の良さを取り入れながら、明るい画風の美人画を確立しました。

【波斯の壺切手】の買取価格と相場
波斯の壺切手 大正から昭和の洋画家、児島善三郎の作品になります。児島善三郎はフランスのフォービズムと日本画の良さを生かした画風が特徴です。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。

【無我切手】の買取価格と相場
無我切手 明治から昭和まで活躍した横山大観の作品になります。横山大観は東京美術学校で岡倉天心に師事し、生涯日本画の革新に尽力しました。線描を控え目に描いた没線描法が特徴です。「無我」は仏教思想の無我を純粋な童子に例えて描いています。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。

【老猿切手】の買取価格と相場
老猿切手 幕末に生まれ昭和まで活躍した彫刻家の高村光雲の作品になります。西洋の写実主義を取り入れ、多くの動物彫刻を残しました。買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度になります。「老猿」は大鷲と戦ったあとの猿の様子が描かれています。