国宝シリーズイメージ
国宝シリーズは日本の国宝を紹介した切手シリーズになります。

第一次が1967年~1969年、第二次が1976年~1978年に発行されています。

当時の切手は単色刷りが主流でしたが、国宝切手は多色刷りのため鮮やかに図案が表現されています。

凹版印刷で立体感を出した種類もあり、印刷技術にも注目された切手になります。

特に希少価値の高い種類はありませんが、コレクターには魅力的なシリーズとなるでしょう。

国宝シリーズ切手の一覧

お売りになりたい国宝シリーズ切手の買取価格を簡単に調べることができます。
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※買取価格は美品状態を目安としています。

第一次国宝シリーズ切手

第ニ次国宝シリーズ切手

第一次国宝シリーズ切手(1967~1969年)

【弥勒菩薩切手】の買取価格と相場
弥勒菩薩切手 京都広隆寺にある弥勒菩薩半跏思惟像が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。脚を組んで思索しているような姿が印象的な仏像です。

【百済観音切手】の買取価格と相場
百済観音切手 奈良の法隆寺金堂にある百済観音が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。7世紀頃の制作と考えられ、木造仏像彫刻として貴重な仏像となっています。

【法隆寺切手】の買取価格と相場
法隆寺切手 木造建築として最古であり、国内で最初に世界遺産登録された奈良の法隆寺が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。聖徳太子によって建てられ数多くの国宝が保管されています。

【阿修羅切手】の買取価格と相場
阿修羅切手 奈良の興福寺にある阿修羅像が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。興福寺を象徴する仏像で、三面の顔と六本の腕から成り、太陽神や戦闘神、釈迦を守護する神と様々な性格を持っているのが特徴です。

【月光仏切手】の買取価格と相場
月光仏切手 東大寺法華堂に安置されている一対の日光菩薩像と、もう片方の月光菩薩像が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。天平年間前期に作られ、江戸時代に移転されたと言われています。

【吉祥天切手】の買取価格と相場
吉祥天切手 奈良の薬師寺にある吉祥天像が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。日本で最古の色彩画であり、女性は光明皇后と考えられています。

【手箱切手】の買取価格と相場
手箱切手 平安時代の12世紀に作られた漆工芸品「片輪車蒔絵螺鈿手箱」が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。金の研出蒔絵で牛車の車輪を水に浸している様が紋様になっています。

【信貴山縁起切手】の買取価格と相場
信貴山縁起切手 奈良の朝護孫子寺が所蔵する信貴山縁起絵巻が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。日本三大絵巻の一つであり、剣を持った童子が空を駆ける様子が描かれています。

【普賢菩薩切手】の買取価格と相場
普賢菩薩切手 東京国立博物館に保管されている平安時代の仏像画で、象に乗る普賢菩薩の姿が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。細かい金箔を無数に散りばめた精巧な手法で描かれています。

【源頼朝像切手】の買取価格と相場
源頼朝像切手 京都の神護寺に保管されている源頼朝、平重盛、藤原光能の肖像画が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。この絵画は鎌倉時代の制作で作者は藤原隆信と言われています。ただ近年はこの人物は源頼朝ではなく足利尊氏の弟 足利直義だという説も登場しています。

【平治物語切手】の買取価格と相場
平治物語切手 鎌倉時代の前期に描かれた、平治の乱の軍記物が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。物語では後白河天皇の側近である藤原信頼が挙兵するも平清盛に破れ、その後源氏の悲劇を描いています。

【赤糸威鎧切手】の買取価格と相場
赤糸威鎧切手 奈良春日大社に保管されている赤糸威鎧が題材となっています。買取価格は1枚50円、シートは500円程度となります。この鎧は一説には源義経が奉納したと言われ、とても豪華な装飾が施されています。

【銀閣切手】の買取価格と相場
銀閣切手 室町幕府第8代征夷大将軍である足利義政によって建てられた京都の慈照寺銀閣(銀閣寺)が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。金閣寺を参考にして作られ、正式名称は「慈照寺観音殿」です。江戸時代に銀閣寺と呼ばれるようになりましたが、銀箔は使用されておらず由来は不明となっています。

【八角三重塔切手】の買取価格と相場
八角三重塔切手 長野県安楽寺にある八角三重塔が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。鎌倉時代に北条氏によって建てられたと言われ、国内では珍しい八角塔婆となっています。

【秋冬山水図切手】の買取価格と相場
秋冬山水図切手 京都の曼殊院に保管されている、雪舟の秋冬山水図の冬図が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。険しい絶壁を力強く墨で描いています。

【姫路城切手】の買取価格と相場
姫路城 兵庫県にある姫路城の大天守、小天守を題材にしています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。2009年から行われた平成の大修理では白い天守閣が現れ、天空の白鷺と呼ばれました。天守閣以外にも築城当時の建造物が多数残されています。

【松林図切手】の買取価格と相場
松林図切手 安土桃山時代の絵師、長谷川等伯による作品が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。松林図は霧に包まれた松林の風情を描き、日本水墨画の中でも傑作と言われています。

【檜図切手】の買取価格と相場
檜図切手 安土桃山時代の絵師、狩野永徳の作品が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。檜図は四曲一双の屏風絵(当時は八条宮邸の襖絵)で、金地に幹の太い巨木、枝は舞うように描かれダイナミックな絵になっています。

【十便図切手】の買取価格と相場
十便図切手 清の作家李漁による詩「十便十宜」をもとに1771年、画家の池大雅が描いた「十便帖」。その中で評価の高い「釣便利」が題材となっています。与謝蕪村の「十宜帖」と合わせた画帖が「十便十宜帖」となります。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。

【白紅梅図ペア切手】の買取価格と相場
白紅梅図 尾形光琳による白梅図・紅梅図が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。中央の黒い川の左に白梅、右に紅梅が描かれています。

【きじ香炉切手】の買取価格と相場
雉香炉 江戸時代の陶工、野々村仁清の作品が図案となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは500円程度となります。

第ニ次国宝シリーズ切手(1976~1978年)

【薬師寺東塔切手】の買取価格と相場
薬師寺東塔切手 薬師寺の東塔は奈良時代の730年頃に建てられ、現在まで創建当時の状態をのこしています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度となります。現在は解体工場中で平成32年までは拝観ができなくなっています。

【執金剛神立像切手】の買取価格と相場
執金剛神立像切手 東大寺法華堂に安置されている執金剛神立像が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。奈良時代から平安時代までに製作されたと言われ、1,000年以上の月日にもかかわらず鮮やかな彩色が残る貴重な塑像となっています。

【唐招提寺金堂切手】の買取価格と相場
唐招提寺金堂切手 鑑真が開いた律宗総本山の唐招提寺、その本堂である金堂が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度となります。後世に修理が行われていますが、奈良時代に建てられた金堂として重要な建築物になります。

【平家納経切手】の買取価格と相場
平家納経切手 平清盛ら一族が写経して厳島神社に納めた経典が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。金箔や銀箔を施した豪華な装飾の経典になっています。

【鳥獣人物戯画切手】の買取価格と相場
鳥獣人物戯画切手 京都の高山寺に残る平安時代頃に製作された絵巻物の鳥獣人物戯画が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度となります。この作品には蛙や兎など16種類の動物が人間のように生活している漫画絵巻になっています。

【雲中供養菩薩切手】の買取価格と相場
雲中供養菩薩切手 宇治の平等院鳳凰堂に安置されている雲中供養菩薩像が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。52体の仏像が雲に乗り、踊りや演奏などそれぞれにポーズを取っていて躍動感ある仏像になっています。

【紫式部日記絵巻切手】の買取価格と相場
紫式部日記絵巻切手 平安時代に紫式部が約1年半の日記を綴った紫式部日記絵巻が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。図案は五島本第一段にある、藤原斉信と藤原実成が宮の内侍と紫式部を訪ねる場面になります。格子の中にいる十二単姿が紫式部になります。

【制多伽童子像切手】の買取価格と相場
制多伽童子像切手 高野山霊宝館に安置されている八大童子像の制多伽童子が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。八大童子は不動明王に仕える脇待の童子で、制多伽童子と矜羯羅童子が不動明王の左右に控えています。矜羯羅童子は手を合わせ穏やかな童子ですが、制多伽童子は武器を手にしている点が特徴です。

【寒山図切手】の買取価格と相場
寒山図切手 鎌倉時代や南北朝時代に活躍した水墨画家である可翁の「寒山図」が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度となります。図案には唐の伝説の僧である寒山が手を後ろに回して立っている姿が描かれています。

【松本城切手】の買取価格と相場
松本城切手 長野県にある松本城が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。天守閣は戦国時代時代末期に建てられ、現在までその姿を残しています。晴れた日には北アルプスと松本城の五重天守閣を一緒に見ることができます。

【松に草花図切手】の買取価格と相場
松に草花図切手 京都智積院に保存されている長谷川等伯の襖絵「松に草花図」が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度となります。大きな松の木と、根元に生える芙蓉やススキが描かれています。

【清水寺本堂切手】の買取価格と相場
清水寺本堂切手 京都清水寺の本堂が題材となっています。「清水の舞台」として知られ、音羽山の断崖の上に建てられています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。8世紀に創建され、江戸時代初期の1633年に再建され、現在までその姿を残しています。本尊は千手観音で33年ごとに開扉されています。

【澪標図切手】の買取価格と相場
澪標図切手 江戸時代初期の絵師俵屋宗達による「源氏物語澪標図屏風」が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度となります。六曲一双の屏風絵で、曲線を用いた大胆な構図と配色が特徴の画風で、同じ源氏物語の関屋図屏風とともに国宝指定されています。

【舟橋蒔絵硯箱切手】の買取価格と相場
舟橋蒔絵硯箱切手 安土桃山時代の陶芸家、本阿弥光悦による舟橋蒔絵硯箱が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。蓋が盛り上がった山型の形状になっており、金粉を使った金地に鉛板を用いた大胆な造りが特徴です。

【納涼図切手】の買取価格と相場
納涼図切手 江戸時代初期の絵師、久隅守景による屏風絵が題材となっています。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは1,000円程度となります。日没頃の大きな満月の下、家族三人が穏やかな時間を過ごしている様子が描かれています。

【東照宮陽明門切手】の買取価格と相場
東照宮陽明門切手 江戸幕府の第3代将軍徳川家光によって寛永元年(1636年)に建てられて豪華絢爛な門になります。500もの色鮮やかな彫刻が並び、この門だけで1日中楽しめることから「日暮の門」とも呼ばれています。平成の大修理を終え、2017年に公開されました。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。