弥勒菩薩切手
レア度
買取価格額面通り
額面15円
発行年度1967年

広隆寺「弥勒菩薩」は、昭和42年11月に 第1次国宝シリーズ第1集で発行されました。

切手の図柄は、仏像写真で有名な入江泰吉が撮ったものをもとにしています。うつむき加減で口元に右手の指をそっと添え、わずかに微笑んだ表情はやさしさに満ち溢れています。

切手では上半身だけがクローズアップされていますが、弥勒菩薩像は木像・高さ123cm、台座に右足を組んだ上に右手を軽くのせた姿です。台座に広がる衣もしなやかな曲線で彫られています。

広隆寺は京都の東映太秦映画村の近くにあり、603年に聖徳太子から賜った仏像をまつるために、秦河勝が建立した京都で最も古いお寺です。

弥勒菩薩は正式には弥勒菩薩半跏思惟像といい、思索にふけっている姿を表しています。仏教が伝来して間もない飛鳥時代に出来た、朝鮮様式の仏像とされています。

同じ時代には、奈良中宮寺の弥勒菩薩像(弥勒半跏像)があり、広隆寺と並んで日本の仏像の中で最も有名で、穏やかな表情に人気のある仏様です。両方とも、昭和26年に国宝第1号に指定されています。

切手は額面15円。発行部数は、2200万枚。

切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。

第1次国宝シリーズ切手は全7集まであり、第1集は飛鳥時代で「弥勒菩薩」のほか、「法隆寺百済観音」「法隆寺金堂・五重塔」が発行されています。

第2集は奈良時代、第3集は平安時代、第4集は鎌倉時代、第5集は室町時代、第6集は安土・桃山時代、第7集は江戸時代と続きますので、国宝ファンにとっては見逃せませんね。

『弥勒菩薩切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

国宝シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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