百済観音切手
レア度
買取価格額面通り
額面15円
発行年度1967年

法隆寺「百済観音」は、昭和42年に第一次第一集国宝シリーズとして発行されました。

飛鳥時代を代表する仏像の一つで、広隆寺の「弥勒菩薩」とともに最初に国宝に指定されています。

切手の図柄には全体像が取り上げられていて、実像は2メートルを越える細身の長身で8頭身の木像、左手に水瓶を持っつた姿です。

面長の顔立ちにやわらかな衣をまとった姿は、仏像というより高貴な方を像にしたようです。原画の写真は、大和路の仏像写真で有名な入江泰吉によるものです。

この仏像は「虚空蔵菩薩」と言って、知恵や慈悲をさずかる菩薩として法隆寺金堂の釈迦三尊像の後ろに安置されていいましたが、記録が残っていないため謎に包まれていました。

明治になってからの研究で、ようやく百済からの伝来ではないかということから「百済観音」の名が付けられたものです。

平成9年には「フランスにおける日本年」で、ルーブル美術館で日本を代表する仏像として展示され、フランスの切手にも取り上げられています。

飛鳥時代に創建された法隆寺は、聖徳太子とゆかりが深く仏教伝来の基となったお寺です。

寺院や仏像、壁画など、国家的な事業として立派なものが造られていて、今もそのままの姿で残っているのがすごいところです。

法隆寺に関する切手は、国宝シリーズとして「百済観音」とともに「法隆寺金堂・五重塔」が取り上げられています。

平成1年第3次国宝シリーズ第6集では「薬師如来像」が採用。また、平成7年第1次世界遺産シリーズ第2集では「法隆寺金堂壁画」と「法隆寺金堂」なども採用されています。

飛鳥時代の切手を眺めるでけで、1400年の建造物や仏像など、いにしえの斑鳩の里に想いをはせることが出来ますね。

「百済観音」は、額面15円。切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。

額面程度の価値になりますが、他の切手とまとめて売ると価値が高くなることがあります。

『百済観音切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

国宝シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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