源頼朝像切手
レア度
買取価格額面通り
額面15円
発行年度1968年

この「源頼朝像切手」は、1967年から2年の間に発行された国宝をテーマにした切手のシリーズの第1集になります。

京都の神護寺にある源頼朝の肖像画が図案になっています。神護寺には伝源頼朝像・伝平重盛像・伝藤原光能像の『神護寺三像』と呼ばれる絹本著色像があります。

これらは1951年(昭和26年)に国宝に指定されました。

この源頼朝像は縦143cm、横112.8cmとなり、左右にある平重盛像・藤原光能像もほぼ同じ大きさとなっています。

作者は鎌倉時代の貴族 藤原隆信とされています。

この像が源頼朝と比定されたのは、南北朝時代に模写された源頼朝像(大英博物館所蔵)に源頼朝と明記してあることから特定されました。

しかし1995年にこの人物は足利尊氏の弟である足利直義であるとの説が登場しました。「足利直義願文」には自身の像を神護寺に安置すると書かれていることが根拠になります。

世代の人にとっては、この像が源頼朝だと覚えた方も多いのではないでしょうか。違うとなればショックが大きいですよね。

現在でもこの議論が続いていて、歴史の教科書からこの肖像画は消されているそうです。真実を知るため、さらなる研究を進めて欲しいところです。

切手の買取価格は1枚数十円、20面シートは400円程度となります。

第1次国宝シリーズ切手は全7集まであり、第1集は飛鳥時代で「弥勒菩薩」のほか、「法隆寺百済観音」「法隆寺金堂・五重塔」が発行されています。

第2集は奈良時代、第3集は平安時代、第4集は鎌倉時代、第5集は室町時代、第6集は安土・桃山時代、第7集は江戸時代と続きますので、国宝ファンにとっては見逃せませんね。

『源頼朝像切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

国宝シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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