![]() | 種類 | 伝統工芸着物 |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
「牛首紬」とは石川県の白山市を中心に生産されている紬を指します。
生産している地域がもともと「牛首」という名前だったことからこの名称になりました。
この地域は冬の時期には豪雪地帯になるため、冬場に行う内職として養蚕業を行うようになりました。
牛首紬においては「玉繭」を原料としているという点が非常に特徴的です。
養蚕業において、通常1匹の蚕を包み込むように1つの繭がありますが、まれに1つの繭の中に2匹の蚕が入っている場合があります。このような状態のものを「玉繭」と呼んでいます。
この種類の繭は2匹の蚕が糸を吐いていくことによって形成されていくため、複雑に絡み合っているという特徴を持っています。これを牛首紬は継承しており、繊維が絡みついて節になっている部分があります。
また、通常の繭に比べると2匹分の糸があるために強度もアップしており、非常に丈夫な織物が出来ます。
その丈夫さは、くぎを抜くことができるほどであるとも言われており、このエピソードから「釘抜紬」と呼ばれることもあります。
「牛首紬」を用いた着物にはおよそ10,000円から80,000円前後の買取金額がついています。
数多くある紬の中では着用機会は多く、上位の人気を誇っているので需要はそこそこ高めになっています。
牛首紬には先染めのものと、後染めのものの2種類がありますが、先染めの方が数が少ないため相場は高めに設定されています。
また、現在は職人も減少傾向にあり、生産量が減っていることも買取金額の上昇の原因といえるでしょう。
着物は他のアンティークと違って置いておくことによって値段が上がることはあまりなく、逆に保存しておく中で劣化してしまうこともあるので売却するならお早めに考えることをおススメします。
『牛首紬』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物専門の買取業者がお得
伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。
もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。
そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。
2,1社だけの査定は損をする
伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。
ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。