着物レンタルイメージ

近年、京都や鎌倉などの風情ある観光地では着物姿で町を歩くのがブームとなっています。

こんなときに便利なのが着物レンタル。高価な着物を購入しなくても、手軽な価格で着ることができます。

「でも実際には不便な点がないか気になる」

「着物レンタルを使ってみたいので詳しく知りたい」

という人のために、着物レンタルのメリット・デメリットをまとめてみました。

これから着物レンタルを考えている人は参考にしてみてくださいね。

着物レンタルのメリット

まずは着物をレンタルする場合のメリットをご紹介しましょう。購入していた人でも、レンタルを試してみたくなりますよ。

価格が安い

ご存じと思いますが、着物は非常に高価です。

正絹(絹100%)の着物は格が高くない小紋でも5万円~10万円の価格になります。これが訪問着になると10万円以上、振袖になると20万円~30万円程度となります。

伝統工芸品の着物や作家デザインの着物であれば、100万円以上になるでしょう。

しかし着物レンタルであれば、ちょっとした街歩き用途なら約3,000円~、成人式の振袖でも20,000円程度で利用することができます。

自分で何着も揃える必要がなく経済的です。

シーンに合わせて着物を選べる

着物を購入する場合、成人式用なら振袖、結婚式には街歩きなら付下げなど、用途に合わせて購入する必要があります。

しかしレンタルであれば、シーンに合わせて着物を選ぶことができるのです。

「この前はピンクの着物にしたから、今度は水色にしよう」

などと色を自由に変えることができるのも楽しめるポイントです。

「夏祭りに行きたいのでかわいい浴衣が着たい」

という人は浴衣を持っていなくても、手軽に着ることができます。

クリーニング・メンテナンスが不要

自前の着物であれば専門のクリーニング店に出す必要があります。

また保管には桐のたんすが必要とか、シミができないよう気をつけたり、カビが生えないようたとう紙で包んで湿度にも気をつかう必要があります。

しかしレンタルであれば、着たままの状態で返却できるため、労力が一切ありません。

着物の知識がなくても誰でも利用できるのです。

店舗で着付けをしてもらえる

今は着物をあまり着たことがない女性が増えています。

「着物は全くわからないので上手く着れない」

「帯の締め方がわからない」

という人が多いと思います。

しかし来店してのレンタルでは着付けもしてもらえます。

そのため全く着物の知識がない、海外からの観光客の方でも問題なく着物を楽しめるようになっています。

オプションサービス

宅配レンタルではなく来店する場合になりますが、ヘアセットやフルメイクのオプションが用意されています。

着物に合うアップスタイルも、プロの手で短時間で整えてくれます。

「せっかく綺麗な着物を着たので写真に収めたい」

という人のために、スタジオ撮影が用意されています。

着物レンタルのデメリット

レンタルは良いことが多いのですが、一部でデメリットもあります。それらも把握して利用しましょう。

サイズやフィット感

購入する着物では反物から仕立てたり、身体に合わせて仕立てを行います。そのためフィット感はよくなります。

レンタル品の場合は身長や身幅に合わせて様々なサイズが用意されていますが、場合によっては自分の身体に合わないケースが出てきます。

またレンタル店によってもサイズの種類は異なっています。お店のホームページにサイズ表が掲載されていない場合は、直接問い合わせるのがよいです。

お店に伝える自分サイズとしては、「身長・裄丈・腰周り」になります。(「裄(ゆき)丈」は首の中心から手首までの長さです)

この3つの長さが分かれば、お店に適正サイズがあるか確認ができます。

あとは自分の着物サイズを測っておくのもよいでしょう。

チェックするサイズ
  • 「身丈」身長±5cm
  • 「裄丈」首の中心から手首までの長さ
  • 「前幅」ヒップサイズの1/4
  • 「後幅」ヒップサイズの1/4+5cm

身丈は5cm程度の誤差なら、腰ひもやおはしょりの調整でカバーすることができます。「裄(ゆき)丈」は間違えると手が隠れたり七分袖になったりと不格好になるので正確な長さが重要です。ヒップサイズは腰回りの一番太い長さになります。

着物サイズの知識を持っていると、レンタルの際に失敗しにくくなります。

柄の種類

着たい柄にこだわりがある場合は、レンタル品だと希望の柄がない可能性があります。

実際には用意している着物の種類はお店によって差がありますし、同じお店でも入れ替えが多く、借りるタイミングで好きな柄があるかどうかが決まります。

「宅配レンタルをしたいので柄は確認したい」

という場合は、お店の公式サイトで着物の種類が確認できるか事前にチェックしておきましょう。

まとめ

  1. レンタルなら何回も好きな着物を選べる
  2. 必要な時に使うので経済的
  3. 来店ならお店で着付けをしてもらえる
  4. 着物の知識がなくても大丈夫

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