![]() | 種類 | 伝統工芸着物 |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~高い | |
備考 | – |
「伊那紬」とは長野県で生産されている信濃紬(信州紬)の中でも伊那地方周辺で生産されている紬を指します。
長野県を走る天竜川は諏訪湖をスタート地点としており、この川からとれる良質な水は古くから養蚕業に適した環境を提供してきました。
この地域で織られた織物は主に京都などに上納されるために用いられましたが、商品として作るのが難しい質の悪い繭を使って日常で着る着物の製造を行いました。これが伊那紬や信濃紬のルーツとされています。
長野県は山に囲まれている自然豊かな地域であったため、織物を染めるのに用いる草木が豊富にありました。
そのためこの地域で織られる織物には総じてその色合いが豊かであるという特徴を持っています。
また、完成した織物は他の地域の着物と比べて軽く、しっとりとした肌触りを持っています。
歴史的には農家の人々の副業として始められた織物でしたが、長野県の豊富な自然資源を用いた草木染めの手法が確立されると、産業として大きく進歩する事となり、現在では伝統工芸品として知られています。
その製造には熟練者であっても最低でも1週間ほど、長いと1月ほどかかることもあり、職人さん個人の技が随所にちりばめられた1着になること間違いなしです。
「伊那紬」を用いた着物には1着につきおよそ10,000円から30,000円程度の買取金額がついています。
現在では職人の減少などの影響もあり、製造しているのは駒ケ根市にある「久保田織染工業」のみとなります。そのため希少価値そのものは比較的高いと言えるでしょう。
希少価値は以上のように高めではありますが、着物の状態が悪いと買取金額も大きく落ちてしまうのでなるべく買った時の状態のまま保存して置けるように工夫しましょう。
『伊那紬』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物専門の買取業者がお得
伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。
もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。
そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。
2,1社だけの査定は損をする
伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。
ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。