持っている着物をオシャレに着こなしたいと思うことはありませんか?
「お金がないので節約してコーディネートしたい」
「地味な着物だけど華やかに着こなしたい」
着物は小物で雰囲気や色彩を加えることができますが、小物を揃えるにもかなり出費となります。
そこでこのページでは、節約しながら着物のコーディネートを楽しめる方法をご紹介しています。
半衿
半衿は、購入すると意外とお値段のするアイテム。しかし、半衿は節約しながらコーディネートを楽しむことができます。
それは手ぬぐいを活用すること。使っている人もけっこういますよね。
100均で売っている手ぬぐいで十分です。着物に合わせて好みの色や柄を選びます。
手ぬぐいは半衿のように細長く折り、ピンで留めたり縫い付けたりします。
ピン留めなら着用が終われば外して手ぬぐい半衿を洗うことができて便利です。首もとは一番汗をかいたり汚れる部分ですから、洗濯できるのはメリットです。オシャレも楽しめるので一石二鳥なのです。
みなさん好みの手ぬぐいの柄を活用してコーディネートされています。
本日の着物。黒地に水玉の羽織、オレンジ格子柄のウール着物、博多織半幅帯、茶白の帯締め、空豆手ぬぐいの半衿でした。下は二部式ウールで丁度良いくらいの気温。 pic.twitter.com/lw41dMFnOQ
— 美濃☆ (@mino_nksmz) 2016年4月16日
空豆柄の手ぬぐいなんてオシャレですね。着物の雰囲気とマッチしていてお似合いです。
#そらおび でカラテア結び♪
つぼみ教室の先生からも「可愛いし結びやすい良い帯やーん!」とのお言葉をいただきました(・∀・)
帰りはお太鼓復習したのでニャンコ帯。寒かったので母お下がりのウール紬。半衿はパンダ柄の手ぬぐいです。 pic.twitter.com/eB5W0lZpns— RAKA (@wakiraku) 2017年2月10日
こちらはパンダ柄。落ち着いた着物に遊び心があって面白いです。白生地なので淡いピンクの着物とも合っています。
半衿は手ぬぐい以外にも、はぎれをつなげたり、スカーフを代用することもできます。
帯揚げ
帯揚げは帯枕の紐を隠すためのものです。
こちらも長さのある布であればどんなものでも代用できます。
はぎれ、スカーフなど色をアレンジして帯揚げにできます。
流水柄単衣紬に細胞柄コットンはぎれ半襟。麻の葉柄白地かがり帯(何処かの教材らしいよ!)をお太鼓。波頭柄はぎれ帯揚げと赤茶の帯締め。私の襟や帯揚げのはぎれは、コットンならほぼ手芸屋さん、正絹などは着物や羽織を解いたものからゲットしています。 #今日の着物 #着物自画撮り部 pic.twitter.com/jfhlRx6QXY
— Teteko (@tetekoteko) 2017年9月22日
こちらは販売されている帯揚げのような、綺麗な柄になっています。
百合柄綿絽の浴衣にはちす織の半幅帯を合わせてみました。帯の幅が広いと思ったら16.5センチもありました❗張りがあって帯締めをしても帯板不要です。帯揚げに絽のはぎれ。帯留めはスカーフクリップ。このまま涼しくなれば、この浴衣は今年最後かも…#着物自画撮り部 #今日の着物 pic.twitter.com/oh2w9ACATS
— 結城花音@普段着物研究家 (@yuukikanon42) 2018年8月9日
こちらの帯揚げも少しカラーが見えてきてポイントになっています。
帯締め
帯締めはお太鼓を結ぶ場合は他に代用できませんが、それ以外の帯なら別のものでも使えます。
単に細いベルト、革紐でもOKです。
半幅帯であれば帯締めはなくてもよいのですが、例えば友人とのランチに紬を着る場合はオシャレで帯締めをつけた方がよいと思います。
帯締め無くてスカートのリボンで代用プラス素人着付けだけど柄可愛すぎない??お着物で生きていきたい pic.twitter.com/Db42xU3pCU
— 毒子 (@apricot0909) 2018年9月24日
この方はスカートのリボンを活用されています。赤が綺麗なアクセントになっていますね。
リサイクル #半幅帯 #帯締め 沢山追加しました。浴衣に人気の帯締めは在庫50本以上入れ替えました。この籠は意外に深く100本以上余裕で入っております。ほじくって奥まで見て下さい🙇♀️#キモノ葉月 pic.twitter.com/vvmi3gFXK9
— キモノ葉月@11/23.24キモノカラフル福岡 (@uchinopotemayo) 2018年8月10日
帯締めはリサイクル店だと安いので、リサイクル品もおすすめです。
帯留め
帯留めも様々なアイテムが代用できます。
よく聞くのは「箸置き」です。金具を取り付けるだけの簡単作業で、かわいい箸置きが帯留めに変身します。
自作が楽しめるだけに、ふつうに帯留めを買うよりお金がかかったなんて話もあるくらいです。
箸置き以外ではボタン、穴の大きめのトンボ玉、ブローチでもOKです。(ブローチは針が危ないので外した方が無難です)
9月に出逢った箸置き×2なんだけど、絶対キノコ帯に似合うと思って帯留め用に!シイタケとカボチャ🍄🎃めっちゃええやん👏 pic.twitter.com/9SdQDbMjUc
— 点と線@12月童話ビュッフェ (@cnm_tensen) 2018年9月28日
どちらも箸置きだそうですが、とてもかわいいですね。
お薬師さんの手作り市で購入した箸置きを。100均のコードフックを使って帯留めにしてみた。 pic.twitter.com/eBltN58wqe
— まき@着物垢 (@makimono_) 2016年6月16日
こちらはニャンコが好きな人におすすめ。肉球の帯留めです。
高いバッグはリサイクルがお得
バッグはコーディネートの重要なアイテムですが、普通に買うと高いです。
しかし、リサイクル品であれば一気に安く購入できます。
中古品なのでコンディションは確認しないといけませんが、節約コーデを楽しむならリサイクル店を活用しない手はありません。
今日の戦利品ビーズバッグ〜〜。リサイクル着物ショップ巡りしてた〜〜。金具もめっちゃ可愛い〜〜🤤3000円!やっすぅ〜〜。自分もビーズ刺繍してみたいけど、この面積は気が狂いそうね・・・ pic.twitter.com/XieuAiuh6j
— 白瀬綾子 (@ho_shiraya) 2018年10月13日
このバッグが3,000円で買えたようです。これはかわいいですね。
小物の色合せが重要
小物はそれぞれの品物のかわいさであったり、デザインや見た目で選んでしまうと思います。
もちろん好みの小物を選んでよいのですが、着物との色合いもコーディネートでは重要になります。
「好きなものを集めたら色が多くごちゃごちゃしてしまった」
「センスがあると言われてみたい」
こんな人は、小物と着物のバランスを考えることで解決できます。
小物は着物の色に合わせる
着物コーデでは、着物と帯を別の色で合わせる組み合わせがよく見られます。
例えば、ピンク系の着物に白系の帯、黒系のシックな着物に柄物の帯、紺色の着物に白系の帯などの組み合わせパターンです。
この場合、小物である帯締め・帯揚げの色はどうすればよいか悩むことがありますよね。この場合は着物の色に合わせると全体にまとまりが出てくれます。
いかがでしょうか。いずれも着物と帯は別の色ですが、帯締め・帯揚げは着物の色に似た色を選んであります。完全に一致しなくても、同系色であればバランスが取れるので大丈夫です。
バッグに関しては着物の色に合わせなくても大丈夫です。洋服にバッグを合わせるのと同じように、着物でも持ってみて違和感のない色を選ぶとよいでしょう。
基本的には黒系や白系のバッグだと合わせやすいですし、帯の色に合わせるのもまとまりが良くなります。
帯の色になじませる
帯締め・帯揚げを目立たせず、帯の色や柄になじませるバランスになります。
格式の高い着物ほど、こういった小物類は淡い色で強調し過ぎないバランスになっていきます。
着物や帯でたくさん柄が入っている場合は、帯締め・帯揚げで別の色を強調するとまとまりが悪くなるため、敢えて帯と同じ色を選ぶと着物の色や柄を際立たせることができます。
また着物と帯の2色だけで全体をまとめたい場合にも有効になります。
このように、小物を合わせるときは色合いも確認しながら使うとセンスのいい着こなしができますよ。
まとめ
- 半衿は手ぬぐいで遊べる
- 帯揚げは長い布ならOK
- 帯留めの箸置きがかわいい
- リサイクル品でも安い