![]() | 種類 | 伝統工芸着物 |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
「天蚕紬」とは主に長野県松本市の有明地域で製造されている紬を指します。
長野県は「絹の国」と呼ばれており、様々な種類の紬が存在しています。その中でも最も希少価値が高く、生産量が少ないのがこの天蚕紬なのです。
天蚕糸を原料とする紬で、天蚕糸とは自然界で採れるものです。その最大の特徴はその色で、通常の繭が白色であるのに対してこの種類のものは緑色をしています。
もともと長野県は養蚕業が盛んな地域で、県内各所にて同じように天蚕糸が製造されてきました。
しかし戦後になると天蚕の餌となるものが不足してしまったことから多くの養蚕業を営む人たちはこれをやめてしまいました。
現在では一部の地域の人々のみが天蚕糸を生産しており、この糸自体が希少価値の高いものになっています。
そんな希少価値の高い天蚕糸を用いた紬は光を反射し、独特な光沢を持っています。この光沢は他の紬には見られない特徴で、ファンも多いです。
現在ではその知名度を広めるためにマフラーやショールといった小物に使用される例も見られます。
天蚕糸自体が染料に染まりにくいという特色を持っているので、他の糸と組み合わせることによって織物全体に味を出しているのです。
現在天蚕紬は、天蚕糸100%で作られているというものは殆どありません。その含有量は大体が10%前後であり、このことからも天蚕糸そのものの希少価値を伺い知ることができます。
「天蚕紬」を用いた着物には1着につきおよそ数千円から100,000円程度の買取金額がついています。
天蚕糸の含有量によっても買取相場は変動し、その割合が多ければ多いほど高額で取引されることが多くなります。
また、サイズが大きいものについても必然的に用いる天蚕糸の量が増えるため、通常の着物よりも買取金額が上がりやすくなっています。
『天蚕紬』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物専門の買取業者がお得
伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。
もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。
そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。
2,1社だけの査定は損をする
伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。
ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。