![]() | 種類 | 伝統工芸着物 |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~高い | |
備考 | – |
「塩沢紬」とは新潟県の中でも特に南魚沼市のあたりで生産されている紬のことを指します。
この地域では古くから「越後上布」の生産が盛んに行われており、江戸時代の1600年代後半にその伝統的な技術を絹織物に応用する形で「本塩沢」が誕生しました。
そして1700年代半ばになると今度は真綿の糸を用いた編み物にその技術を流用して生まれたのが「塩沢紬」です。
塩沢紬には2種類の糸を使用しており、縦糸には蚕が吐き出した繭を原料とした玉糸を、横糸には真綿を紡いで作られた真綿糸を用いています。
この2種類を編みこんで作られる塩沢紬の特徴は、真綿特有のふんわり感が出る点に集約されます。他の着物には真綿の糸は用いられていませんから、塩沢紬でのみ体感できる感触といえるでしょう。
また、1本1本丁寧に織り込んでいくことによって形成される十字絣・亀甲絣は非常に繊細で上品さを演出しています。全体的に渋い色合いは、特に高齢の方に人気が高くなっています。
塩沢地方には様々な織物がありますが、それらはすべて縦糸と横糸に用いている糸の種類が異なるため、それらの組み合わせによって見分けることができるようになっています。
「塩沢紬」を用いた商品には1つにつきおよそ10,000円から30,000円程度の買取金額がついています。
伝統工芸品に指定されたものには「証紙(日の丸のマーク)」が付属しており、質の高さを証明するものになるので売却の際には必ず一緒に鑑定に出すようにしましょう。
塩沢紬自体、現在はほとんど生産されていないため「幻の紬」といわれることもしばしばあります。このことからも希少価値が高い織物といえるでしょう。
『塩沢紬』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物専門の買取業者がお得
伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。
もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。
そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。
2,1社だけの査定は損をする
伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。
ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。