【薩摩絣】の買取価格、相場と詳細について

「薩摩絣」とは「綿薩摩」・「綿さつま絣」という名前でも呼ばれている木綿織物で、鹿児島県を中心に宮崎県の一部での生産されているものです。

もともと鹿児島県では庶民の着る日常着として薩摩絣が生産されていました。

しかし戦後になると薩摩絣よりも高級着物として名が知れていた大島紬の生産を力を入れるようになり、薩摩絣はだんだん衰退していきました。

この様な状況に対して伝統的な木綿織物を復活させようと立ち上がった人物がいました。それが永江明夫です。

彼は大島紬の製造方法をそのまま応用できないかと考えました。しかし、大島紬は絹織物であり、綿糸にこの技術を応用するのは難しく、何度も壁が立ちはだかりました。

長い期間の試行錯誤を経てようやく完成したものは絹織物にも引けを取らない品質となり、彼の確立した技法は現代にも伝えられることとなったのです。

多くの綿織物がシンプルで素朴なものが多い中、この綿薩摩については別格と言われており、綿織物のダイヤモンドと呼ばれることもしばしばあります。

様々な木綿がある中でも、特に細い糸を使って編み込まれた綿薩摩は絹織物にも劣らない風あいの良さと光沢の美しさを兼ね備えています。このことから特に高級な着物を着つくした人に人気が高くなっています。

綿薩摩自体はかなり高価なものが多いですが、最近では様々な人にその良さを知ってもらおうと、安価な商品も増えてきています。

「綿さつま絣」を用いた品物には1つにつきおよそ3,000円から10,000円程度の買取金額がついています。

他の織物と異なり着用せず保存しておくだけでも劣化してしまうことがあるので売却するならば早いほうが良いでしょう。

『綿さつま絣』を損せず高額買取してもらう方法とは？

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は２社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。