久留米絣種類伝統工芸着物
レア度
買取価格普通~非常に高い
備考

「久留米絣」とは福岡県の久留米市を中心に生産された絣織物のことを指します。

愛媛県の伊予絣、広島県の備後絣とともに日本三大絣の一つとして数えられており、1976年には伝統工芸品に指定されただけでなく、その技法は重要無形文化財として指定されました。

久留米絣が生まれたのは江戸時代中期で、井上伝という女性が生み出したものであり、驚くべきことに彼女がこの絣を生み出したのはなんと13歳の時でした。

彼女は7歳の時から機織りを学び始め、あるとき自らが作った藍染めの織物に白い斑点があるのを見つけてこの技法を思い付いたとされています。

21歳の時に井上家に嫁いでからも子どもたちを育てつつ絣の研究と生産を行い、この技術を継承したという弟子の数も3000人を超えていました。

井上伝は82歳で亡くなっていますが、晩年には出張してその技術を伝えるなど精力的に技術の教授を行っていました。

そんな久留米絣の特徴は綿密でありながら、素朴さも感じさせる絣の模様にあります。ひとくちに絣模様といっても小柄、中柄、大柄、絵絣といった多くの種類が存在し、これらを絶妙に組み合わせることによって他に類を見ない美しさを実現しています。

まだ、普段着として着用するのに最適で、夏は涼しく、冬は暖かさを感じることができます。

「久留米絣」を用いた品物には1つにつきおよそ5,000円から50,000円前後の買取金額がついています。

木綿素材の場合は1,000円程度になりますが、それ以外の久留米絣は高級品として高めの金額がつくことが多いです。

久留米絣に限らず、伝統工芸品はその技術を持つ職人さんが年々減少傾向にあります。

また、1つ1つの工程が手作業であり、時間がかかるため大量生産をする事もできません。そのこともあって希少価値が上がってきています。

『久留米絣』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物専門の買取業者がお得

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

2,1社だけの査定は損をする

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。