【越後上布】の買取価格、相場と詳細について

「越後上布」とは新潟県の小千谷市、十日町や南魚沼地方で生産されている平織物の総称を指します。

この地域では様々な種類の織物がありますが、それらの織物は元をたどると越後上布にたどり着きます。つまり、新潟県における織物の元祖という事が出来るでしょう。

歴史的には非常に古く、聖武天皇の時代には越後上布が朝廷に献上され、正倉院に保存されています。つまり、奈良時代にはすでにその生産が行われており、献上されていたのです。

越後上布を語る上で外せないのは「雪ざらし」という工程です。これは完成した布を雪原の上に広げて干すという工程で、雪国ならではの光景といえます。

この様なプロセスを踏むのにも意味があり、汚れや黄ばみといったものを漂白するという働きがあります。

雪が溶ける時にオゾンが発生し、この様な汚れをすべて落としてくれるのです。

そんな越後上布の特徴は軽くて通気性が非常に良い事です。このことから夏の時期に着用するのに最適といえるでしょう。

また、夏に着用するのにふさわしい様に、柄も全体的に軽やかで涼しげを感じられるものが多くなっています。

「越後上布」を用いた品物には1つにつきおよそ10,000円から50,000円程度の買取金額がついています。上布のなかでも宮古上布とほぼ同等の高値がつくことが多くなっています。

高額買取りの秘密は糸をつむぐという工程一つをとっても数か月がかかるという手間のかかり方にあります。

私たちの手に渡るまでには長い年月を経ているため、そのぶん元々の値段も上がり、結果として買取金額も上がっていくのです。

それに加えて近年では越後上布を製造する職人さんも減少しているため相対的に価値が上昇していると言えるでしょう。

『越後上布』を損せず高額買取してもらう方法とは？

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は２社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。