琉球絣種類伝統工芸着物
レア度
買取価格普通~高い
備考

「琉球絣」とは沖縄県において製造される絣(かすり)のことを指します。

600種類を超える図柄が特徴的で、その一つ一つには意味があります。

例えば「イチチマルグムー」は5つの雲を図案化したものであり、琉球絣において代表的な図柄になっています。

絣の技法はもともと日本のものではなく、インドで生まれたものでした。この技術が東南アジアの各国で発展したのちに14世紀から15世紀の間に琉球に伝えられました。

沖縄県は自然豊かな地域であり、糸を染める原料も豊富だったため絣織は各地で行われるようになりました。

江戸時代に入るとこの技術は琉球から本州にも伝えられることとなり、薩摩絣や伊予絣といった様々な絣のルーツになったと言われています。

こうして発展してきた絣の技術でしたが、本格的に商品として生産されるようになったのは大正時代から昭和時代にかけてでした。

糸の部分だけを先に染めたうえで、その図案の模様になるように編み込んでいく製造方法は、熟練の技を必要としています。それぞれの工程にはそれを専門とした職人がおり、分業することによって一つの作品を創り上げています。

一つ一つの工程にも多大な時間と労力を必要とするため、丸一日かけても1メートルから2メートルほどしか製造することができません。

「琉球絣」を用いた品物には1つにつきおよそ数千円から20,000円程度の買取金額がついています。

小物であれば購入時の単価が非常に安いため、そこまで高額にはなりませんが、購入時に高額だったものや伝統工芸品であることを証明する証紙がある場合には高値が付きやすくなっています。

現在では琉球絣はそのほとんどが南風原町で生産されているものであり、希少価値が高くなっています。

『琉球絣』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物専門の買取業者がお得

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

2,1社だけの査定は損をする

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。