久米島紬種類伝統工芸着物
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「久米島紬」とは沖縄県の久米島で生産されている紬を指します。

14世紀の半ばに久米島の集落の長が明にわたって養蚕の技術を学んで持ち帰ったことが起源とされています。

それ以降、久米島では織物が生産されることとなりましたが、その一部は琉球王国の一部となってしまってからはその生産量のおよそ7割を税の一部として持って行かれてしまいました。

江戸時代に入って琉球が薩摩藩の一部になると、さらに重い税が課せられることとなり、生産量の9割ほどが上納されるようになりました。

以上の歴史から沖縄県本渡でも着用される機会はほとんどなく、その多くは税として納められていた織物でした。
この歴史が終わりを迎えたのは1900年代に入ってからでした。

島民を苦しめていた重税の制度が終わったことによってようやく久米島紬は商品としての生産をスタートしました。

一時期は紬の生産は久米島において主産業となっていましたが、第二次世界大戦時には材料を得ることができず、その生産量は大きく落ち込みました。

しかし戦後になってから古くから伝わる技術を継承し、伝統産業として復活を遂げます。2004年には国の重要無形文化財に指定されました。

最大の特徴は本土では見られない独特の色合いです。これは染料として使用しているものがすべてサルトリイバラや車倫梅といった久米島に自生する植物を原料としているからです。

本土ではほとんど見られないこれらの植物を使用することによって他に類を見ない独特の色を実現しているのです。

また、他の紬の製法では見られない泥染めという工程が見られるのも特徴といえるでしょう。

「久米島紬」の着物には1着につきおよそ15,000円前後から50,000円程度の買取金額がついています。

有名作家ものであれば100,000円近い価格も期待できます。

『久米島紬』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物専門の買取業者がお得

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

2,1社だけの査定は損をする

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。