![]() | 種類 | 伝統工芸着物 |
---|---|---|
レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | – |
「信濃紬」とは長野県において生産されている紬を指します。
長野県は47都道府県の中でも4番目の広さを誇っており、県内の地域によって「上田紬」、「飯田紬」、「松元紬」、「山繭紬」など様々な種類があります。
長野県では伝統的に養蚕業を営んできました。特に江戸時代に幕府から養蚕が奨励されたことから長野県の広い地域で養蚕が発展していきました。
こうしてできた生糸を用いて作るようになったのが「信濃紬」でした。現在では「信州紬」という名前で広く知られています。
信濃紬はその特徴的な色合いで人気が高い織物です。その色合いは長野県で自生する植物のみを用いて染色されていることによって生み出されています。このような染め方は「草木染め」と呼ばれています。
原料となる植物も長野県の気候の関係上非常に多く、リンゴなどを用いることで様々な色を出すことができるようになっています。長野県の特産物であるリンゴを使ってもその種類によって出来る色は異なっている点は面白いです。
また、他の地域では養蚕することによって材料となる生糸を得ますが、信濃紬においては野生の天蚕(ヤママユ)からとった自然の糸を用いることもあります。
この自然の糸は黄色に近い特有の光沢を放っており、絹よりも軽く、柔らかいのが特徴です。
以上の点で、他地域で生産される紬とは一線を画していると言えるでしょう。
「信濃紬」の着物には1着につきおよそ10,000円から80,000円程度の買取金額がついています。長野県内の紬の産地によって価値は変わります。
その他に類を見ない色合いから着物ファンにも人気が高くなっており、他の地域のものと比べても買取金額は少し高めに設定されていることが多いです。
特に上田紬は日本三大紬の一つとして広く知られており、最も需要が高い紬となっています。
『信濃紬』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物専門の買取業者がお得
伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。
もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。
そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。
2,1社だけの査定は損をする
伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。
ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。