【かんざし】の買取価格、相場と詳細について

「かんざし」とは古来から女性が髪を飾るために用いていた髪飾りのことです。

玉がついたかんざしや扇形、平打ちかんざしや串かんざしなど様々な形があります。花やパールをあしらって着物の格式に合わせることもできます。

江戸時代の女性がつけているというイメージの強いものではありますが、その起源を辿っていくとなんと縄文時代にまでさかのぼります。

縄文時代の日本では先の尖った細い棒には不思議な力が宿っていると信じられていました。そのため、髪に細い棒を指すことによって魔力から自らを守るとされてきました。

つまり、最初は装飾具としてではなく、一種の魔除けだったのです。

しかしかんざしは平安時代に入ると一時的に衰退してしまいます。

背景にあったのは当時の女性の髪形であり、清少納言や紫式部といった女性たちの髪型は長い髪をそのまま下ろすというものでした。そのため、かんざしを使う必要性がなくなってしまいました。

時代は江戸時代まで進めていきましょう。江戸時代の女性たちの間では長い髪を複雑に結んでいく「日本髪」というヘアースタイルが流行っていました。

長い髪をまとめ上げたり結ぶ必要があり、それにかんざしが用いられました。こうしてまたかんざしは日本全国へと広がっていくこととなりました。

現在では洋式の髪型の女性が増えていますが、今までの形式にとらわれない新しいかんざしの開発が頻繁に行われています。こういった意味では今なお進化し続けていると言えるでしょう。

「かんざし」には1点当たりおよそ100円から7,000円前後の買取金額がついています。

そのほとんどは安価で購入する事が可能であり、1つ当たりの買取金額は高くありません。しかし漆塗りだったり、伝統工芸品としての特徴を色濃く持つものについてはその相場は跳ね上がります。

こちらはほぼ雑貨屋やリサイクルショップでの買取りは行っていないので売却の際には専門の業者に持ち込むようにしましょう。

『かんざし』を損せず高額買取してもらう方法とは？

小物は着物ほど高額買取りにはなりませんが、プラスαの金額アップができるアイテムです。

しかしリサイクルショップでは1円もつけてもらえない可能性があります。

このような場合は着物の買取実績が豊富な業者へ申し込みましょう。

買取業者によって査定金額に違いがあります。着物と小物のセット買取なら、査定額も差が開いてきます。

もしある業者が2万円だったとしても、別の業者では4万円というケースもあります。

少しでも高く売るなら２社以上の査定がおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。