種類 | 伝統工芸着物 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
「芭蕉布」とは沖縄県と奄美諸島で主に生産されている織物のことを指します。
イトバショウの繊維を用いて作られる芭蕉布の特徴はその布の薄さと、軽い肌触りにあります。これらの特徴から、特に夏用の着物の材料として用いられることが多くなっています。
このほかにも蚊帳や座布団といったものにも活用されており、日常生活に密着した織物という事が出来るでしょう。
芭蕉布は500年もの歴史があるとされ、特産品として現在でもたくさんの人々から親しまれています。
沖縄の伝統技術ということもあり、琉球王国はわざわざ芭蕉(染めの原料となるもの)専用の庭園を作るなどして、染めに従事していたそうです。
一般家庭でも芭蕉はよく採れたようで、庶民や上流階級関係なく芭蕉染めは愛されていたのですね。
見た目は本当にシンプルで、ベージュを基調とした肌馴染みの良い色に、大きすぎず小さすぎずな模様が織られています。
着物というと華やかで可愛らしいものが多いなか、どちらかというと本州の着物と比べれば、少しだけ物足りなさを感じてしまう方もいるかもしれません。
しかし、そんな方は沖縄の風景をイメージしてみてください。周りには透き通るような青い海が広がり、世界遺産である首里城は非常に朱色が美しい建物ですよね。
また、ごく普通の街並みでも一つ一つがデザイン性に凝っていて、思い出すだけでも沖縄は独自の華やかさを持つ場所であることが分かると思います。
その上で芭蕉布を見てみると、芭蕉布は周りの風景の鮮やかさを引き立ててくれる、とても良い染めだと感じませんか?もちろん布自体も綺麗ですし、実用性も申し分ないです。
しかし、こういう点も芭蕉布の魅力の一つであることは間違いないでしょう。
「芭蕉布」を用いた品物には1つにつきおよそ5,000円から80,000円程度の買取金額がついています。
着物の相場としては50,000円前後になることも多いので、着物の状態が良かったり作品そのものが非常に手の込んだものであるなら、それ以上の価値が付くこともあるでしょう。
『芭蕉布』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物専門の買取業者がお得
伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。
もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。
そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。
2,1社だけの査定は損をする
伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。
ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。