有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1912年~2002年

「山田貢(やまだみつぎ)」は昭和時代後期から平成時代にかけて活躍した染織家です。

彼は1912年に岐阜県で生まれました。14歳の時から当時友禅作家として有名だった中村勝馬氏に弟子入りします。

ここで友禅染の伝統的な技法や基礎的な技術を学び、1947年には二科展工芸部を果たしました。この年から彼は毎年のように作品を出品し、連続受賞を果たしています。

39歳の時に中村勝馬氏の元を離れ、独立すると自らの友禅技術を磨くだけでなく、友禅が開発された当初の姿を理想としてその研究を行っていきました。

特に能装束や狂言装束といった友禅の創造期に盛んに行われていた芸能を研究する事でそのルーツを探ろうとしたのです。

1977年には自らが研究材料としていた能装束からヒントを得た作品『夕凪』を発表し、日本工芸会賞において奨励賞を受賞しました。

その他にも「茶屋染帷子」を復元する事業のメンバーにも加わり、これの復元に尽力しました。

これらの功績はいずれも友禅の本来の姿を明らかにするもので、1984年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

彼の手掛けた作品の大きな特徴は昔ながらの技法やその姿を最大限に生かしている点です。

友禅も時代とともに現代風にアレンジされているのに対して貢の作品はあくまでも本来の友禅の魅力を追求する作家でした。

「山田貢」が手がけた作品には1つにつきおよそ数万円以上の買取金額がついています。

インターネットオークションでも出品されていますが、近年では着物を着る機会が減っていることもあるからかあまり落札されることがありません。

安心して売却することを考えるならば着物を専門に扱う業者にする方が無難かと思います。

『山田貢』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。