種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 非常に高い~お宝級 | |
備考 | 1906年~1995年 |
「山田栄一」は大正時代から昭和時代にかけて活動した染色家です。
明治33年に京都で生誕した彼は小学校を卒業したあと、三越の染色工場に勤務し、18歳で退職するまで友禅染の色合いを学びました。
退職後には吉川竹翁に弟子入りし、本格的に友禅染の技術を研究し始めました。
友禅染には下絵を書いたり糊を置いたりすると言った様々な工程があり、これらを分業で行うことがほとんどでしたが、栄一は非常に手先が器用であり、全てを一人で行うという一貫した仕事を行っていました。
特に糊置きの技術は群を抜いており、友禅楊子(ようじ)糊という技法を得意としていました。
この技法は第二次世界大戦前には良く用いられてきた手法でしたが、戦争中には友禅染の製作が中止されていたために衰退していました。
彼はこの技法を戦後になってから復興し、さらに一段階上の技術にまで仕上げました。
「友禅楊子(ようじ)糊」という技法はヘラのような道具を使い、そこから糊を垂らしていくようにして糊置きをしていく手法です。
垂れてくる糊の量を調節することによって非常に細い部分から太い部分まで自由自在に糊置きをすることができます。
しかしこれを自在に操るには熟練の技が必要であり、山田栄一はこの技術で人間国宝に認定されています。
惜しくも人間国宝に選ばれた翌年に55歳の若さでこの世を去ってしまいましたが、その後は息子である二代目山田栄一が活動しています。
彼の積み上げてきた技術は、今なお生き続けているのです。
「山田栄一」が手がけた作品には1つにつきおよそ30,000円以上の買取金額がついています。
人間国宝に選ばれていることもあり、総じて作品の買取金額は友禅染の中でも高めに設定されています。
『山田栄一』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
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