有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1897年~1984年

「山下め由(やましためゆ)」は明治時代から昭和時代に名を残す染織家です。

彼女は明治30年、東京都の八丈島で生まれました。

八丈島といえば黄八丈の産地として有名な地域で、彼女は7歳の時から祖父に糸染めの技法を習ったことから染織家への道を歩み始めました。

山下家は江戸時代から黄八丈とのかかわりの深い一家であり、祖父は江戸時代の安政期の生まれでした。

山下家では大量生産を目指した製法ではなく、あくまでも手作業にこだわった伝統的な手法を重んじていました。この祖父の教えをめ由は忠実に守っていくこととなります。

祖父から糸染めを教わって以来、織物への興味・関心をより深めた彼女は大人になってからは黄八丈の職人として働き始めます。祖父から教わった技術を丁寧に再現して作られた作品の数々は鮮やかな黄色を特徴としています。

一つ一つの工程を、丁寧な手作業をこなすことによって作られた彼女の作品は大量生産の品物では決して出すことができない深い味わいと色合いを持っていると言えるでしょう。

山下め由は黄八丈の製作に従事していく中で、その伝統を守り抜くだけでなく古くからの技術を後継者に伝える事にも重点を置きました。彼女のもとには弟子が集い、その技術を継承しています。

このように、伝統的な黄八丈を守るだけなく、後世に伝えようとしたことが認められ、1982年には吉川英治文化賞を受賞しました。

「山下め由」が手がけた作品には1つにつきおよそ20,000円から100,000円程度の買取金額がついています。

黄八丈はほぼ八丈島でしか生産されておらず、その生産量が少ないことに加えて彼女がすでに亡くなっていることもあり、今現在よりも彼女の作品が増えることはありません。

そのため希少価値が非常に高く、もし状態の良いものが見つかれば思いがけない高額での買取りになる可能性があります。

『山下め由』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。