有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1915年~2004年

「吉田文之」は昭和から平成時代にかけて活動していた工芸家です。織物を専門としている作家ではなく、象牙を用いた工芸を専門とする人物でした。

彼は大正4年に奈良県で生まれました。16歳という若さで父に弟子入りし、後述する撥鏤など漆芸に関わる技術全般を教わりました。

32歳の時に独立してからは日本で唯一の撥鏤の技術を持つものとしてその研究を進め、その伝承に励みました。

「撥鏤(ばちる)」とは象牙に染織を施すことによって抑揚や濃淡を表現する技法です。しかし象牙という物質自体が染まりにくいという性質を持ち、美しい色合いを出すためには彼の長年の努力がありました。

この様な高い技術を持つ彼でしたが、ブローチやペンダントなど自らの技術を様々なものに取り入れようとしていました。伝統を守る一方で、その可能性をさらに広げようとしたのです。

また、モチーフに北極の景色や宇宙を選ぶなど、そのセンスに当時の人々は驚かせました。

そんな吉田文之ですが、象牙工芸家として活動する一方で、西陣織の監修など織物産業にも携わりました。

彼の作り上げた作品の数々は目新しさこそないものの上品さと優雅さを兼ね備えたものであり、特にフォーマルな装いの場では重宝する逸品だと言えるでしょう。

「吉田文之」が手がけた作品には1つにつきおよそ5,000円から100,000円前後の買取金額がついています。

着物だけでなく帯も手掛けたことがあり、買取金額は品物によって大きく差が出ます。

しかしいずれももともとの値段が高いため、買取金額にも期待が持てる事でしょう。

また、直接彼が手がけたわけではない「監修」作品についても一般的な着物や帯に比べるとやや高めの金額で取引されています。

『吉田文之』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。