種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | 1909年~2003年 |
「与那嶺貞(よねみね・さだ)」は昭和時代後期から平成時代初期にかけて活躍した染織家です。
1909年に沖縄県の読谷村で生まれた彼女は首里にある現在の沖縄県立女子工芸学校で染色技術について学びました。
学校を卒業後、地元に戻り教師をしながら織物の研究に努めています。その研究の熱心さに感心した当時の村長が読谷山花織の復興を彼女に依頼したことから彼女の運命が大きく変わっていきました。
読谷山花織とは彼女の生まれ故郷である読谷村で伝統的に織られてきた織物で、その起源は鎌倉時代から室町時代にまで遡ります。
明治時代に入って着物の需要が徐々に減ってきたことに加えて戦時中にはこうした織物はぜいたく品としてその生産がストップしていたことから読谷山花織は衰退の道をたどっていました。
戦後はこれを製作する職人がいなかったうえに、完成した織物も多くは戦争で焼失してしまっていたためその復興は困難を極めました。
しかし彼女は読谷村の老人たちへの聞き込みや祭りの衣装として使われていたものを研究する事で読谷山花織の技術と紋様を見事復元することに成功しました。
また、この時復元した技術や道具をさらに研究、進歩させています。
これらの功績に加えて後継者の育成にも積極的に関わっていった彼女は1999年に読谷山花織の分野で人間国宝に選ばれました。
しかしその4年後には気管支肺炎によって94歳でこの世を去りました。
「与那嶺貞」が手がけた作品には1つにつきおよそ10,000円から100,000円程度の買取金額がついています。
その作品の多くは読谷山花織ですが、この織物においては最高峰といっても過言ではない技術を持っているため通常のものよりはかなり高額での買取りが期待できます。
『与那嶺貞』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。