【小千谷紬】の買取価格、相場と詳細について

「小千谷紬」とは新潟県の小千谷市の周辺を起源とする紬の一種です。

同地域の伝統工芸品には「小千谷縮」というものがありますが、これの影響を色濃く受けています。

この両者の違いは非常に単純で、原料が麻で織ったものには「小千谷縮」、絹で織ったものには「小千谷紬」という名称がついています。

現代では和服や帯だけでなく小物やインテリアといった様々なジャンルのものに応用され、私たちの目に入る機会も増えていると言えるでしょう。

その特徴の一つには丈夫さが挙げられます。冬の寒い時期を乗り越えられるようにと他の地域のものよりも丈夫なものが作られました。

この地域では特に織物産業が伝統工芸として盛んに行われていますが、これには様々な理由があります。

一つ目は冬に湿った空気が流れ込むため、糸が切れにくくなるという機織りに最適な条件が整う点です。

二つ目は新潟県は米の産地として非常に有名ですが、冬の時期には大雪が毎年降るため農業を行う事が出来ず、室内でもできるものが求められていたことです。

三つめは当時の小千谷市は原料を輸送したり、商品を運び出すための交通の便が良かったことが挙げられます。特に原料となる玉糸は、新潟県での生産が行われておらず、群馬県や埼玉県から持ってくる必要がありました。

これらの条件がすべて重なって、この地域では伝統工業が発展していったのです。

「小千谷紬」を用いた品物には1つにつきおよそ500円から5,000円の買取金額がついています。

紬には様々な産地がありますが、その中では安めの買取金額が設定されています。これは小千谷紬自体の知名度の低さに伴う需要の少なさによるものです。

しかし伝統的な製法を守って、現在でもそれを伝えているので買取りを拒否されるということはまずないかと思われます。

まずは一度専門に扱っている業者に鑑定を頼んでみるとよろしいかと思います。

『小千谷紬』を損せず高額買取してもらう方法とは？

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は２社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。