絞り種類伝統工芸着物
レア度
買取価格少し高い~非常に高い
備考

「絞り」とは、生地を糸などで丸く縛り、直接染料に漬けて染色する技法をいいます。

まだら模様ができやすいため、「鹿の子絞り」、「疋田(ひった)鹿の子絞り」という呼び方をされることもあります。手作業で絞る方法と、京極絞りという器具を用いて絞る方法があります。

1反作るのに製作期間は1年~3年という長期間の手間がかかります。

制作工程では鹿の子の目(括り粒)を布目を無数に敷き詰めますが、この密度の差によって同じ絞りでも価値が変わってきます。全て敷き詰めたものを総絞りといいます。

鹿の子の目が小さいほど、品質が高く高価な絞りとなります。江戸時代は高価な贅沢品であったことから贅沢を禁止する奢侈禁止令の対象ともなったこともありました。

このようにして作られた「絞り」の生地は、立体的な模様が無数に並んでおり、見る角度、光が当たる角度によって生地の表情が変化する特徴があります。これらは友禅染などにはない、異なる魅力があります。

製作に従事している職人たちも、完成はイメージできず括りを解くまでどのような表情になるのかわからないのです。

このような絞りですが、完成すると中には売価100万円を超えることもある着物でありながら、格はあまり高くないようです。一般的にはややカジュアル用途として街着のように捉えられています。

「絞り」によって製作された着物の買取価格は、数千円から50,000円程度となっています。

浴衣であれば買取価格は低くなりますし、品質次第では10万円以上など高額買取りになる場合もあります。

『絞り』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物専門の買取業者がお得

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

2,1社だけの査定は損をする

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。