種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | 1913年~1988年 |
「由水十久(ゆうすい・とく)」(初代)は昭和時代に活躍した日本を代表する加賀友禅の染色家です。
彼は加賀友禅の名産地である石川県金沢市で生まれました。幼少期から日本画をたしなんできた彼はその技術やセンスを加賀友禅の中に盛り込んでいくことになります。
本来加賀友禅で模様に用いられるのは風景や動物など自然界にあるものを中心としていました。そんな中で彼が図案に採用したのは「人物画」でした。
着物の柄として人物画を用いることは当時では考えられないことで、取り入れるのもかなり難しいと言われていました。そんな中でも彼は見事に童(子ども)の絵を着物の中に盛り込みました。
この点は彼の作り上げる友禅の特徴といえるもので、伝統的な加賀友禅の形をとりながらも、図案の面でオリジナリティを持たせています。
「由水十久」が手がけた作品には1つにつきおよそ1,000円から100,000円以上の買取金額がついています。
品物が帯だった場合には数千円という金額になることもありますが、状態のよい訪問着などは10万円以上という高額買取りになります。
インターネットオークションでの落札件数がなんと100件近くになることも彼の人気を象徴していると言えるでしょう。
しかしながら彼の作品は数十年前に作られたものがほとんどで、その状態については非常に良いと言えるものは少なくなっています。そのためもしお持ちの場合には経年劣化や汚れ等には細心の注意を払う必要があります。
また、こうした作家物の作品には落款が施されています。初代由水十久であれば四角の落款が、二代目由水十久であれば六角形の落款があるので必ず探してから鑑定にのぞむようにしましょう。
『由水十久』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。