八重山上布種類伝統工芸着物
レア度
買取価格普通~高い
備考

「八重山上布」とは沖縄県の八重山地方・石垣島で生産されている麻織物のことを指します。

沖縄県には様々な織物がありますが、八重山上布はその中でも最も古い歴史を持っていると言われています。琉球王国時代には貢物として、この周辺一帯に人頭税として課税されていました。

この地域の人々は、税を納めるために織物を製造する必要性があり、それによって織物の技術がどんどん発展していきました。

仕様される図柄は琉球絣と同じもので、「御絵図(みえず)」を参考にしてデザインされます。これは琉球王府の時代から伝わる、琉球絣の図案集として現代も伝えられています。

越後上布や会津上布には雪にさらすことによって生地を漂白する「雪さらし」という工程がありますが、沖縄県では雪がほとんど降らないためこれが行われることはありません。

その代わりに八重山上布を製作する際には、海水に晒すという工程があります。これは海に囲まれている環境だからこそ行えるものだと言えるでしょう。

八重山上布はさらさらした肌触りと、着用した際の涼しさが特徴的です。総じて上布は夏場の着用に適しているものが多く、八重山上布も例外ではありません。

また、本州では見られない沖縄独自の図柄にも一定数のファンがいます。

また、白地の中に赤茶色の図柄を施しているという色合いも特徴的です。

「八重山上布」を用いた品物には1つにつきおよそ1,000円から30,000円程度の買取金額がついています。

同じ沖縄県内には宮古上布という最高級のものがあり、それと比較すると買取金額は低いと言えます。

しかし有名作家が手がけたものについてはかなり高額での買取りを行っており、中でも新垣幸子さんの作品については人気が高く、買取金額も期待できます。

『八重山上布』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物専門の買取業者がお得

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

2,1社だけの査定は損をする

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。