種類 | 帯 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 普通~高い | |
備考 | カジュアル~セミフォーマルな場面に |
「名古屋帯」は愛知県名古屋市で考案された女性向けの帯です。袋帯に比べてやや短い帯になります。
名古屋帯の起源は2つの説があります。
1つ目は現在の名古屋女子大学を作ったとされる越原春子が大正時代に考えたとする説です。彼女が考案した帯はすでに現地にあった松坂屋名古屋店で販売が行われ、そこから全国に広まったとされています。
もう1つの説は飯田志ようが工芸展覧会のために製作したものだとする説で、これが入賞したことによって知名度が上がったと言われています。この2つの説は過去の文献を辿って行ってもどちらが正しい説なのかはいまだにわかっていません。
名古屋帯の特徴は袋帯に比べて長さが短く、着用する際には軽量で絞めやすいという点が挙げられます。袋帯の結び方が二重太鼓になるのに対して、名古屋帯は一重太鼓になります。
この帯が開発される以前はこれよりも長い帯しかなかったため、帯を締めるのにはかなりの時間を要していました。
その点、つけるまでの時間を短縮できる名古屋帯の開発は斬新なもので、多くの地域に波及しました。また、製作する際に使用する生地の量も減らすことができました。
通常はカジュアルなシーンで、金糸や銀糸をしつらえることによってややフォーマルなシーンで使用できます。
結婚式の場合は幸福が重なるという意味で二重太鼓ができる袋帯が好まれるので、このような場面では名古屋帯は使用しません。名古屋帯はお稽古事や街着、また葬儀にも使用される帯になります(不幸が重ならないようにという意味があります)。
「名古屋帯」には1本あたりおよそ数百円から100,000円前後の買取金額がついています。
買取金額に大きな幅がありますが、高額がつくものは作家などの著名人が製作を手掛けたものだけです。ほとんどのものは良い品物でも3,000円から4,000円程度の金額となっています。
よほどシミがひどいものでない限りは買取りをしてもらいますが、喪服用として用いられる黒い帯に関しては需要があまりないために高額は付きにくくなっています。売却の際には複数の業者で鑑定してもらうと良いでしょう。
『名古屋帯』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物専門業者に鑑定してもらう
帯には名産地で作られた伝統工芸帯や、着物作家が作った帯など高額買取りになる種類があります。
しかしオークションなどで買取りをすると、本来の金額ではない安い金額で買取りされてしまいます。
帯の価値を正しく見ることができるのは、着物専門の鑑定士になります。
2,損をせずに売るなら2社以上
帯の買取価格はどの買取業者でも同じわけではなく、金額差があります。
1本だけの帯であれば金額差は小さいですが、何本も買取りしてもらう場合は数万円も買取価格が変わってくることがあります。
そのため2社以上の査定をおすすめします。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。