有名作家種類着物作家
レア度
買取価格非常に高い~お宝級
備考1941年~

「森口邦彦」は昭和時代後期から現在も活躍を続けている友禅作家です。

彼は1941年に同じ友禅作家の森口華弘の息子として生まれ、大学生時代には日本画を専攻していました。そして大学を卒業と同時にフランスにわたり、そこでグラフィックデザインを学びました。

帰国後には父に弟子入りし、友禅作家への道を歩み始めます。ここで伝統的な友禅技法の数々を教わった彼は、独立後は自らの作風を盛り込んだ新しい友禅を次々と生み出しました。

森口邦彦が製作する友禅の最も大きな特徴は「幾何学模様」を友禅に取り入れたことです。

友禅の図案に用いられるのは自然の風景だったり、御所車だったりとはっきりとしたモチーフが存在していました。しかし彼が取り入れたのは抽象的で実態を持たない図案であり、このような図案を用いたのは初めての試みでした。

一見すると無機質に見えてしまう可能性のある模様と友禅を見事に融合させて新しい深みを生み出しています。

近年の活躍を見ていきましょう。2014年に彼は三越百貨店の袋のデザインを担当しました。このとき1957年から約60年にわたって使用されてきた袋のイメージを一新する斬新なデザインを行いました。

その袋のデザインには彼の作品が持つ最大の特徴である幾何学模様がされています。

「森口邦彦」が手がけた作品には1つにつきおよそ50,000円から200,000円前後の買取金額がついています。

父である華弘氏の作品と比べても遜色ないクオリティを持つ邦彦氏の作品は買取価格もほぼ同額となっています。

しかしながら希少価値という点では今なお活躍を続ける彼の作品はやや低めといってよいでしょう。そのぶん状態が良いものが多く、綺麗な状態で入手しやすくなっています。

『森口邦彦』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。