種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 非常に高い~お宝級 | |
備考 | 1909年~2008年 |
「森口華弘(もりぐち・かこう)」は昭和時代と平成時代の2つの時代にわたって活躍した友禅の染色家です。
彼は遅咲きの職人であり、独立を果たしたのは30歳になる直前のことでした。多くの職人たちが依頼を受けてから作品を作り始めるのに対して、彼は自ら作った作品を発表していくという積極的な営業スタイルをとっていました。
これは昔ながらの職人が多かった織物業界においてはかなり珍しいことです。
こうして自らのやり方を確立していった彼は「蒔糊技法」という新しい染色法を開発しました。
これは漆器を製作する際に用いられる蒔絵をヒントにして考案されたもので、淡い色合いのものと、濃い色合いのものを組み合わせて友禅の世界を表現しています。
その他にも図案のサイズやそれを描く位置を変えることによって全体に立体感を生み出す「七五三技法」を開発しました。
このことから彼は友禅において「色彩・色合い」を研究した人物であることが分かります。
彼の作り上げた着物の特徴はなんといってもその独特の色彩感覚にあります。時に立体的に、時には濃淡を強調することによって彼の着物はいずれも色調の変化を楽しめることができる一着に仕上がっています。
「森口華弘」が手がけた作品には1つにつきおよそ50,000円から200,000円程度の買取金額がついています。
他の人間国宝と呼ばれる職人たちの手掛けた作品と遜色ない金額で買取りされていることが多いですが、高値で買い取ってもらうためのポイントは『シミや汚れがない』ことです。
着物はこういったシミや汚れの有無で買取金額が大きく落ちることがあります。そのため必ず綺麗な状態で保存しておきましょう。売却前には一回クリーニングに出すことをおススメします。
『森口華弘』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。