有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1938年~

「北出与三郎」は主に昭和時代に活躍した京友禅の染色工芸家です。

染色家として現在では有名になった与三郎ですが、若い頃は様々な分野でその才能を認められていました。

京都大丸で開催された絵画コンクールにおいては特選に入賞し、また、油絵のコンクールにおいても優秀な成績をおさめていました。

この時まだ彼は高校生であり、在学時代にはこのほかにも数々の賞を受賞しました。

多方面への才能を持つ彼でしたが、高校を卒業後は染色家として活動していた父親に師事し、自らの技術を磨いていきます。

染色の分野でもその才能をいかんなく発揮しており、それからわずか4年で皇后陛下が着用するご紋服を父とともに創作し、つくりあげています。

これ以後天皇・皇后両陛下の着物の染色を担当するなど、皇室ご用達の職人となりました。

そんな北出与三郎の作品の特徴は神秘的で、なおかつ深みのある色合いです。

この不思議な色合いの秘密は染色の原料に用いている「榊」です。

榊の木は古くから神に仕える木であると信仰されており、そんな神秘的な木がもたらす色合いは他に類を見ないものになります。

このカラーは特に「北出カラー」と呼ばれており、初代、2代目と受け継がれる北出作品の原点とも呼べるものです。

「北出与三郎」が手がけた作品には1つにつきおよそ10,000円から120,000円程度の買取金額がついています。

皇室にその作品を献上する作家としても知られている彼の作品たちは総じて質が非常に高いものでファンも多く存在します。そんな彼の作品をお持ちの場合にはかなりの高値での買取りが期待できるでしょう。

インターネットオークションでも数多く出品されていますが、その多くは落札件数が10件を超えていることからも、その人気の高さを垣間見ることができます。

『北出与三郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。