種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 非常に高い~お宝級 | |
備考 | 1946年~ |
「二塚長生(ふたつか・おさお」は昭和後期から平成にかけて活躍していた加賀友禅の染織家です。
1946年に富山県で生まれた彼は石川県金沢市にある加賀友禅の職人の下で友禅における基礎を学び、28歳の時に独立しました。
彼は特に「白上げ」という技術に定評があり、高い評価を得ています。この技法では糸目に糊を置くことによって模様全体を白色で表現する事が可能です。これによって意匠に大胆さを付け加えているのです。
加賀友禅において図案に採用されるものは京友禅と異なっており、動物や風景といった自然界にあるものが中心となっています。
二塚長生の作品もこの傾向の例に漏れず、特に滝や雲、風といった実体のない抽象的な図案を採用していることが多くなっています。
抽象的で実態がない分それを写実的に描くことは難しく、想像力を必要としますが、彼の類まれなる想像力と、描き出す力はそれをいとも簡単に実現しています。
こうして作られた長生の作品は図案は幻想的な雰囲気をまといながらも、そこにダイナミックさが加わるという独特の魅力を持っています。
幻想的な世界の中から今にも飛び出してきそうな彼の世界観は、絵本に近いものがあると言えるでしょう。
「二塚長生」が手がけた作品には1つにつきおよそ数万円から200,000円程度の買取金額がついています。
彼の製作した訪問着は新品であれば100万円近い値段で販売されることもあり、その芸術品とも呼べるレベルのものをもし売却した場合には相当な高額での買取りを期待できます。
その一方で名古屋帯といった小物も数多く手掛けているためその買取金額は一概に決めることは出来ないと言えるでしょう。
なので一度作品ごとに鑑定に出してみることをおススメします。
『二塚長生』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。