種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 非常に高い~お宝級 | |
備考 | 1932年~ |
「福田喜重」は昭和時代後期から現代にかけて活躍している刺繍家です。
彼は京都において刺繍の第一人者と呼ばれていた「福田喜三郎」の息子です。彼は喜三郎の後継ぎとして父からの厳しい修行を経て、徐々にその頭角を現していくことになります。
数々の伝統工芸展に出品し、入選を果たした彼はその業績が認められて1997年に刺繍の分野においてはただ一人の人間国宝として認められました。
その後も1999年に紫綬褒章を受章するなど活躍の場をさらに広げている彼は、これから先も日本の刺繍界を牽引していく存在となっていくことでしょう。
「福田喜重」が手がけた作品には1つにつきおよそ10,000円から200,000円程度の買取金額がついています。
保存状態や落款・証紙の有無によっても金額は大きく変わってきますが、特に落款には注意が必要です。
彼の手掛けた作品に落款には「福田喜三郎」という文字が書かれています。これは喜重が父である喜三郎への敬意を示すために同一の落款を用いたためです。
これによってどちらの作品なのかを落款によって見分けることは出来ません。
これを見分けるためには喜重の作品を深く知る必要があります。
彼が手がけた作品のほとんどは色糸を用いて図案を曲線的に描いており、曲線的に描くことによって本来平面だった場所に新たに立体感や奥行きを生み出しています。
また、様々な色の糸を用いることによって細かい色の違いやグラデーションを巧みに表現しています。
上記の特徴を持つかどうかで見分けることが一応できますが、素人目には判断することは難しいと思います。
そこで重宝するのが着物を専門に扱っている業者です。専門家であれば一目でどちらの作品なのかを見分けることができます。
『福田喜重』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。