種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | 1893年~1955年 |
「松原定吉(まつばら・さだきち)」は大正時代から昭和時代にかけて活動した染織家です。
彼は1893年に富山県魚津市に生まれました。11歳の時に東京・日本橋で九里正三郎に弟子入りしました。
ここで高度な織物の技術を習得するとともに、後が彼が得意とする「長板中形」の技術も学びました。
約10年間の修行を終えて独立した彼は亀戸に自らの工房を開き、本格的に染織家としての活動を開始します。
それまで長板中形の作業は様々な工程に分かれており、そのそれぞれに職人がつくという分業制をとっていました。
しかしそのすべての工程において高い技術を持つ松原定吉はすべての工程を一手に担って作品をつくりあげていきました。
昭和29年には本藍染めによる長板中形をはじめ、それまでになかった美しい色合いを表現しました。
このように伝統的な長板中形の分野において様々な挑戦を繰り返した彼は昭和30年に人間国宝として認定されました。
しかし人間国宝に選ばれた年の暮れに脳出血で亡くなりました。この突然の死には多くのファンが悲しんだと言います。
現在定吉の持つ技術は彼の4人の息子たちに伝承されており、彼らは染織作家として活動しています。
「松原定吉」が手がけた作品には1つにつきおよそ50,000円以上の買取金額がついています。
彼が亡くなって50年以上が経過しているため作品が中古市場に出回ることは殆どありません。
希少価値そのものは非常に高くなっていますが、経年劣化が激しいものが多いことが予想されます。そのためお持ちの作品の保存状態次第といってよいかと思います。
また、彼の息子たちの作品も定吉ほどの高額買取りにはなりにくいですが買い取ってもらえることが多いです。
『松原定吉』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。