種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | – |
「伊達弥助」は京都で織物業を営んでいた「井筒屋」の歴代当主につけられていた名前です。
代替わりするごとにこの名を襲名していく形をとっていきました。
その中でも有名なのは4代目と5代目になります。
「4代目伊達弥助」は明治維新後間もない時期に当主を務めていた人物で、1873年に開かれたウィーン万博に日本の代表者として派遣され、西洋化した織物技術の数々を目の当たりにしました。
そして当時最新だった技術を学んで西陣織の中にそれを取り込もうとしました。
しかし最終的にはあえて最新技術は取り入れず、伝統的な手法を使って西陣織をこの先も紡いでいくことを決めました。
このことは彼が近代化をすることが必ずしも最高の作品を作ることにはつながらないと考えていたことを示しており、その思考力の高さがうかがえます。
「5代目伊達弥助」は西陣織の技術を学ぶ傍らで、日本画や日本彫刻についても学んでいきました。
その上で日本古来からあるこれらの技術を西陣織に応用していきました。彼の考案したものは「幽谷織」と呼ばれています。
彼の行ったこの功績によって西陣織は芸術の域にまで高められました。
「伊達弥助」が手がけた作品には1つにつきおよそ10,000円以上の買取金額がついています。
現在伊達弥助の名前は7代目が襲名していますが、織物業を営んでいません。つまり、伊達弥助の名で西陣織が紡がれることはもうないのです。
このことから以前に製作された作品の数々はプレミアがついており、希少価値が高くなっています。インターネット上での出品もないので現物を実際に持って行かないとその買取金額も未知数だと言えるでしょう。
ただ持ち込む際には正しい価値をしっかりと判断できる専門の業者に行くようにしたいところです。
『伊達弥助』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。