有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1927年~2015年

「古賀フミ」は日本有数の佐賀錦の職人として知られる人物です。

彼女は1927年に佐賀錦の本場である佐賀県に生まれ、凄腕の職人であった祖母と母からその技術を教わりました。これが彼女における佐賀錦のルーツで伝統的な技法を家族から身につけたのです。

その後、彼女は自らの手で佐賀錦をオリジナルの技法を用いて高度なものに仕上げていきました。その時の功績を買われ、平成6年に佐賀錦の重要無形文化財保持者(人間国宝)として選ばれました。

彼女が自らの手で完成させた佐賀錦は江戸時代にはすでに佐賀藩において頻繁に作られていました。

この地では佐賀錦の製作に携わることは女性のたしなみだと考えられており、多くの女性がその製作にいそしんでいたと言います。

この技法においては細く切った紙を経紙として活用し、それをもとに緯糸を織り込んでいきます。

この縦と横の糸の組み合わせの美しさから江戸時代には「組錦」という名前で呼ばれていました。

現在の名前になったのは江戸時代の末期から明治時代にかけてで、大隈重信がこれを命名したと言われています。

彼女が作る作品は佐賀錦の伝統的な製法の基礎を忠実に守っているだけでなく、そこに新しい風を吹かせています。

伝統的な技術を忘れずに、新たな装飾性にも挑戦していることは、彼女の作品に共通する特徴だと言えるでしょう。

そんな彼女でしたが、2015年に大腸がんで亡くなりました。佐賀錦の高い技術を持つ彼女の死はその道の職人たちに衝撃を与え、大きなニュースにもなりました。

そして現在でもなお多くの職人に影響を残し続けている人物です。

「古賀フミ」が手がけた作品には1つにつきおよそ10,000円以上の買取金額がついています。

『古賀フミ』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。