有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1929年~

「甲田綏郎(こうだよしお)」は昭和時代後期から平成時代にかけて活躍した人間国宝の染織家であり、着物作家でもあります。

仙台平の分野で人間国宝であった父、甲田栄佑の息子であった彼は幼いころからそんな父の技術を目の当たりにして育ってきました。そして父と同様に染織家の道を歩んでいきます。

仙台平は宮城県を発祥とする絹織物の一つで、特に男性が着用する袴生地でその名を知られています。

仙台平の生地は光沢があり非常に美しいもので、江戸時代には将軍への献上品としても用いられました。伊達藩主たちが代々着用していたことでも知られています。

そんな伝統ある仙台平の製法を今なお守っているのが甲田綏郎という人物です。

彼の作品の特徴は仙台平の中でも特に生地が堅いという点が挙げられます。しっかりと織り込まれているため、着用するとパリッとした美しいシルエットが浮かび上がるようになっています。

その生地の硬さから激しく動いたりしても大きく着崩れする事がなく、特に舞踊の場などでは重宝されてきました。

最近では国民栄誉賞を受賞したフィギュアスケートの羽生結弦選手が授賞式の際に着用していた紋付き袴を製作し、話題になりました。

「甲田綏郎」が手がけた作品には1つにつきおよそ30,000円から100,000円程度の買取金額がついています。

現在多くの着物は機械織りで大量生産されているため買取金額は総じて低めに設定されていることが多くなっています。

そんな中、彼が製作した作品は手織りのものであり、その手間や技術の高さから高値で取引されることも多くなっています。

特に保存状態が良く、証紙もついている場合には10万円以上の金額になることもあり、高値での売却を期待できます。

『甲田綏郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。