種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 非常に高い~お宝級 | |
備考 | 1935年~ |
「北村武資」は昭和時代から平成時代にかけて活躍している染織家です。
彼のもっとも大きな功績は、古代に繁栄を見せた織物技術を現代に復興した点にあります。歴史ある技法の数々に魅了された彼はその研究を重ねていった結果、現代にその技術を復元することに成功しました。
その功績が認められ、「経錦(たてにしき)」と「羅」の2つの技法において重要無形文化財を保持する人間国宝に指定されました。
彼が持つ「経錦」の技法は奈良時代にその全盛を迎えた技法です。
この技法においては3色の縦糸だけを用いており、非常に難易度の高いものになっています。
あまりの難易度の高さから、奈良時代の初期を境に緯錦が広まりました。正倉院に残された最古の錦を見てその魅力を肌で感じた彼は、経錦を再現することに成功しました。
もう一つ、北村武資は「羅」と呼ばれる技法を復元しました。
この技法は経錦よりもさらに前の古墳時代あたりに中国から伝わった技術であり、経糸を絡めたところに緯糸を織り込むという、非常に細かい工程を要しています。
そのため、一つ一つの作品を作るのに時間がかかるだけでなく、針の穴を通すような高い技術が必要になってきます。しかし彼が持つセンスはそれを現代によみがえらせました。
現在では古典的な織物技法に留まらず、それらを利用した新しい織物技法の開発にも取り組んでいます。
「過去の技法を知り、未来の技法を創っていく」彼はまさに染織界のパイオニアになりつつあるのです。
「北村武資」が手がけた作品には1つにつきおよそ20,000から200,000円程度の買取金額がついています。
彼が手がけた作品は、新品であれば100万円を超えるものもあるため、状態が良ければ買取金額もかなりのものを期待できるでしょう。
『北村武資』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。