【宮古上布】の買取価格、相場と詳細について

「宮古上布」とは沖縄県にある宮古島を中心に生産されている麻織物です。日本国内では越後上布とその人気を二分しており、2大上布の一つにも数えられています。

宮古上布の特徴としては麻織物でありながら柔らかい肌触りを持っている点が挙げられます。

通常の麻織物は生地が固くなっていますが、宮古上布は最高級品らしく、その柔らかい肌触りで着る人を魅了しているのです。

また、麻自体通気性が良いため、特に夏の時期に用いるのに最適といえます。

他にもその色合いも特徴的で、琉球藍で染めた鮮やかな青色はこの地域だからこそ生み出せるカラーだと言えるでしょう。

色が落ちにくい点も特筆すべき点の一つです。色落ちしにくいのは染色していく際に数十回にわたって重ねるように染めているためです。

着物として用いられるイメージが強い高級上布ですが、近年では若い世代の人にもその魅力を伝えていくことを目的としてブックカバーやポーチといった小物にも使用されるようになりました。

これらの商品であれば着物に興味がないという人でもその耐久性の強さもあって長く使うことができることができます。

「宮古上布」を用いた着物はおよそ20,000円から50,000円の買取金額がついています。

日本国内にある上布の中でも越後上布と並んで高い金額でやり取りされています。1反をおるために2か月近い期間がかかることや、その職人の少なさも相まって年間で20反程度しか生産されていません。

そのため希少価値も非常に高いものになっており、入手も困難な一品です。

売却の際には伝統的な製法で作られたことを示す証紙と一緒に鑑定に出すことで、より高い金額での売却が可能になるでしょう。

『宮古上布』を損せず高額買取してもらう方法とは？

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は２社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。