有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1889年~1980年

「千葉あやの」は明治・大正・昭和の3時代にかけて活躍した染織工芸家です。

1889年に宮城県で生まれた彼女は幼少期から機織りを教わっており、その技術の高さは家族にも認められるものでした。

そして20歳の時に千葉家に嫁いでいます。千葉家は藍染めの職人を生み出す家庭だったため、旦那だった人物の母親から藍染めの技術の基本を伝授されました。

彼女はそれより藍染めの技術に磨きをかけ、特に「冷染正藍染」を伝承する者として無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。

冷染正藍染は日本でも最古の染色法と呼ばれているもので、原料となる藍の栽培から行い、染色にかかる行程の全てを一人で行う方法です。

通常の藍染では発酵の工程を行う際に、加熱処理を行う事によって発酵の加減を調整していましたが、冷染正藍染では加熱処理は行われず、自然の状態のまま発酵させます。

自然発酵させる関係上、これを行うことができるのは初夏のみとなっています。

発酵の時期を選ぶことに加えてすべての工程を一人で行う手間の関係上、現在生産されているのはほんの少量であり、全体的に希少価値が高い織物といえるでしょう。

彼女は後継者の育成にも力を入れましたが、現代にはそぐわないほどの手間と技術を必要とするため、後継者の数も非常に少人数となっています。

「千葉あやの」が手がけた作品には1つにつきおよそ数万円以上の買取金額がついています。

基本的に有名人物が手がけた着物は専門の業者に鑑定してもらうことが好ましいですが、業者によっては相場よりも安い金額を提示されてしまうことも多く見られます。

そのため鑑定は複数の業者でやってもらい、最も高い金額で査定してもらえたところで売却するようにしましょう。

『千葉あやの』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。