【中村勝馬】の買取価格、相場と詳細について

「中村勝馬」は大正から昭和時代にかけて活躍した友禅の染織家です。

友禅の中でも特に東京友禅の第一人者と言われており、これを芸術の域にまで高めました。

彼は大正2年から増山隆方に弟子入りし、衣装図案や友禅の技術の基礎を学びました。弟子入りして1年もたたないうちに賞を受賞するなど、その才能を若いころから発揮しています。

大正13年に独立してからは三越の専属で働くかたわらで、展覧会に出品する作品の製作を精力的に行っています。

第二次世界大戦と太平洋戦争の期間には着物などは「ぜいたく品」と言われており一時期その製作は中止されていましたが、終戦後には東京友禅の復興に尽力しました。

彼の作り出す友禅の作品は伝統的な表現の趣を残しながら、近代的な雰囲気もまとっています。これにより、近代的ながらも優雅な作風に仕上がっています。

また、従来の友禅では作品に署名をしたり落款をするという慣習がありませんでしたが、彼はこれらを先進的に取り入れていました。

現在の友禅においては作家の署名や落款を入れることは一般的になっており、これを先駆的に行った彼の功績は大きいと言われています。

山田勝馬は弟子の育成にも力を入れており、自らの弟子である山田貢は彼と同じく人間国宝に認定されています。

人間国宝を生み出すほどの指導力の高さにも注目が集まりました。

「中村勝馬」が手がけた作品には1つにつきおよそ20,000円から100,000円程度の買取金額がついています。

主に活動していた時期を考えると、状態の良い作品が残っている可能性は低いため、超高額になることはあまりないと言えるでしょう。

しかしそれでも現代の友禅になおその影響を残す作品の数々は希少価値そのものは高いです。

『中村勝馬』を損せず高額買取してもらう方法とは？

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。