加賀友禅種類伝統工芸着物
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考

「加賀友禅」は主に現在の石川県南部で製作される友禅の一種です。その歴史は長く、江戸時代の中期からおよそ300年にもなります。

同じ友禅の有名産地である京都のものと異なり、花や鳥といった自然界のものをモチーフにしていることが多くなっています。

そして自然を重んじているその描写には「虫食い」という加賀友禅特有の装飾が生まれました。

通常ですと葉っぱは綺麗な色で描かれていますが、加賀友禅においては葉っぱの一部だけが朽ちた色で表現されます。これによって写実的な表現を実現しています。

また、他の産地と比較して「ぼかし」を多用することによって幻想的な表現を同時に実現しています。

「ぼかし」は内側から外側へ向かって外側が濃くなる特徴があります。(京友禅の場合は内側が濃いぼかしになっています。)

石川県には加賀友禅会館があり、その作品を見るだけでなく、購入したり、試着したりすることができます。

試着をした状態で石川県の有名な観光地の一つである兼六園を巡ることができるようになっているので訪れた際にはぜひとも体験してみてください。

「加賀友禅」の着物には標準的なもので1着につきおよそ10,000円から150,000円以上の買取金額がついています。

この金額はあくまでも標準的なもので、人間国宝の木村雨山が製作したものについてはこの限りではなくなんと数十万円以上の買取金額がつくこともあります。

加賀友禅には木村雨山の他にも有名な作家が何人もいるので、誰が製作したものかも重要なファクターといえるでしょう。

注意点としては、手描きではなく型から制作した加賀生産のような型友禅も多く出回っています(加賀調という)。それらは数千円からの価値になります。

また、業者によっても提示される金額には差がある場合があるので、1つの業者だけでなく複数の業者に査定してもらって納得のいく金額で売却するようにするのがおすすめです。

また、一般のリサイクル店への持ち込みはせず、着物を専門に扱うお店に持って行くことをおススメします。

『加賀友禅』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物専門の買取業者がお得

伝統工芸技法で作られた着物は、価値を見極めるのは難しい場合が多いです。

もしリサイクルショップに売ってしまうと伝統工芸着物と判定されません。

そのため着物専門の業者に鑑定してもらうことが、金額アップにつながります。

2,1社だけの査定は損をする

伝統工芸着物は買取価格が高いケースが多いので、買取業者によっても査定額に違いがあります。

ある買取業者で金額が15,000円でも、別の業者では30,000円になる可能性もあります。そのため査定は2社以上に出さないと損をしてしまいます。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。