有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1911年~2008年

「羽田登喜男(はた・ときお)」は友禅の世界でその名を知られる染色家です。

多くの有名作家の両親が織物に携わっていた人々だったのに対して彼の父親は造園師をしていました。

損な着物とは一見無縁な家で生まれた登喜男は14歳の頃に南野耕月に弟子入りし、特に加賀友禅の技術を学びます。その後20歳になった彼は今度は京都で曲子光峰に弟子入りし、京友禅の技法を勉強しました。

合計で12年間の修行を終えた彼は独立し、自らの工房を構えました。そこからは学んだ2つの友禅をもとにしながら独自の友禅を創造していき、人気を博しました。

そんな彼の作品の特徴は京友禅と加賀友禅を融合したその作品の世界観にあります。

彼は京都の庭園に魅力を感じ花鳥風月を図案に採用する事が多くありました。特にオシドリの紋様は彼の代名詞と言われており、その写実的な美しさは国内のみならず海外でも人気があります。

モチーフとしているものは生き物や風景といったもので、これは加賀友禅に多く見られる特徴です。しかし作業工程の中には京友禅の技法が数多く用いられており、京友禅特有の艶やかさを持っています。

この二つの友禅の特徴のいいとこどりをしている彼の独特の友禅は時に「羽田友禅」と呼ばれています。

イギリスのダイアナ妃が日本を初めて訪れた際、京都府民からダイアナ妃に振袖が贈られました。

この時に製作された振袖を製作したのは彼であり、これをきっかけに世界的にその名を知られるまでになりました。1996年にはフランスで「羽田家のキモノ展」が開催されました。

「羽田登喜男」が手がけた作品には1つにつきおよそ70,000円から150,000円程度の買取金額がついています。

友禅そのものが人気が高く、またご本人が2008年に亡くなっていて新しい作品が作られていないこともあり、作品の希少価値は高いと言えるでしょう。

『羽田登喜男』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。