【平良敏子】の買取価格、相場と詳細について

「平良敏子」は昭和時代から平成時代にかけて活躍した染織家です。

彼女は1921年に沖縄県大宜味村喜如嘉で生まれました。この地域では伝統的に芭蕉布の生産が行われており、日本で唯一の産地となっています。

第二次世界大戦では女子挺身隊の一部として活躍した彼女は終戦後、倉敷で織物技術を学びました。その後沖縄県に帰り、沖縄県に伝統的に伝わる芭蕉布の再興に努めました。

2000年には芭蕉布の技術で重要無形文化財保持者（人間国宝）に認定された彼女は御年95歳を超えた現在も第1線で作品を作り続けています。

そんな彼女が作り出す芭蕉布は非常に上質で、丈夫に仕上がっています。これは敏子の芭蕉布に対する仕事の真摯さを表したもので、原料となる芭蕉の繊維をあらかじめ厳選・保管する工程を復活させたことによります。

それまで芭蕉布の製作に用いられていたイトバショウは厳選されることなく使われていました。原料であるイトバショウを厳選することによって安定して上質な芭蕉布を生み出すことができるようになったのです。

「平良敏子」が手がけた作品には1つにつきおよそ数万円から200,000円以上の買取金額がついています。

国内一部の地域でしか生産されていないことも希少価値を高めていますが、芭蕉布の技術で人間国宝に認定された彼女の作品はその中でも群を抜いて高い買取金額がついています。

現在芭蕉布の技術を受け継ぐ人がおらず、職人の高齢化が問題になっています。年間生産量もわずかしかない非常に珍しい織物です。

インターネットオークションでも数多くの出品が見られますが、200,000円を超える金額で落札されているものも複数あるため、相当な高額での売却を望めるでしょう。

『平良敏子』を損せず高額買取してもらう方法とは？

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。