種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | 1882年~1961年 |
「小宮康助(こみやこうすけ)」は明治時代から昭和時代にかけて活躍した染色作家です。
彼は江戸小紋の本場、東京都で生まれ、浅野茂十郎から特に江戸小紋に関する技術を教わりました。
その後、彼は独自に江戸小紋についての研究をはじめ、特に型染において新しい技術を開拓しました。
また、江戸小紋における染色の工程では本来自然の原料を用いていましたが、彼はこの工程に化学染料を取り込むことによって江戸小紋の色合いに新しい風を取り入れました。
実は彼が発展に寄与した「江戸小紋」、その名称には彼の存在が大きくかかわっています。もともと江戸小紋という名称はなく、あくまでも小紋と呼ばれるもの野一つとして分類されていました。
しかし1955年に小宮康助が人間国宝に指定される際に、小紋と明確な区別をつけるために彼が研究していた小紋を特に「江戸小紋」と名付けたのです。
つまり、江戸時代にその歴史をスタートさせた江戸小紋は、昭和時代になって命名されたものなのです。
そんな彼が開拓していった江戸小紋の技法の数々は、彼の息子である小宮康孝に受け継がれています。
親子2代で人間国宝として指定されたこともあり、小宮家はその技術を今なお守っています。
「小宮康助」が手がけた作品には1つにつきおよそ30,000円から100,000円前後の買取金額がついています。
人間国宝である彼の手掛けた作品はその美しさから非常に需要が高いです。それに加えて現存する作品数の少なさからさらに相場が最近は上昇傾向にあります。
現存作品数の少なさはすなわち彼の作品に関する正しい知識を持った人間が少ないという事にもつながるので売却の際にはお近くのリサイクルショップなどには持って行かず、着物などを専門に取り扱っているお店に持って行くのがおすすめです。
『小宮康助』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。