種類 | 着物作家 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | 1925年~2017年 |
「小宮康孝(こみややすたか)」は昭和時代から平成時代にかけて活躍した染色家です。
1925年に東京都の台東区で生まれた彼の父親は、江戸小紋の職人として有名な小宮康助でした。そんな父親から江戸小紋の技法を若いころから学び、研鑽を重ねてきました。
こうして江戸小紋における基礎知識を付けた20代半ばあたりから、彼は江戸小紋の改良に着手し始めます。康孝はイギリスで製作された紳士服からヒントを得て、紋様部分に染料が入ってしまうのを防ぐことに成功しました。
こうして作られた彼の作り上げた作品は総じて硬くて丈夫にできています。それに加えて絹本来が持つ光沢を100%引き出したものになっています。
また、彼は後継者の育成にも力を入れていたため彼の作風は弟子たちにも受け継がれており、「小宮康孝風」の作品は随所で見ることができます。
また、彼は伝統的な江戸小紋の工程にも革命をもたらしています。
江戸小紋を製作する際には「蒸し」と呼ばれる工程がありますが、この工程に「ボイラー」を使い始めました。
伝統を守りつつも、それにとらわれず、現代の技術も取り込んでいく彼の姿は彼の後を継ぐ職人たちにも大きな感銘を与えました。
「小宮康孝」が手がけた作品には1つにつきおよそ20,000円から150,000円程度の買取金額がついています。
人間国宝が手がけた作品として一点一点の評価も非常に高い彼の作品ですが、シミがあったりするものについてはかなり価値が落ちてしまいます。
日頃から着用後にはしっかり手入れをするなどして状態が悪くならないように細心の注意を払いましょう。
彼の弟子たちは彼の作品を模したものを製作していますが、やはり本家である康孝氏の作品は最も高額で買取りされています。
『小宮康孝』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,着物鑑定士がいる業者に売る
有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。
リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。
そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。
2,高く売るには2社以上の査定
着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。
実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。