有名作家種類着物作家
レア度
買取価格高い~非常に高い
備考1937年~

「柿本市郎」は加賀友禅の代表的な作家の一人として知られている人物です。

彼は日中戦争がはじまった1937年に石川県の金沢市で生まれました。石川県は加賀友禅のふるさとでもあり、この地で彼は高校卒業後に加賀友禅作家の金丸充夫に師事してその技術を学んでいきました。

彼が卒業した石川県立工業高校はただの工業高校ではありません。

この地域における工芸品の技術を広めることに力を入れていたこの高校では、たびたび業界の有名人を招いて授業を行っていました。

柿本市郎が在学していた当時には人間国宝として知られる木村雨山が講師として招かれており、その技を目の当たりにすることになります。

その後彼は30歳の時に独立し、様々な展覧会に出品、多くの賞を受賞していきました。その技術の高さと、描かれる美しい染め模様は特に人気が高いもので、石川県の指定無形文化財として指定されました。

彼の作品の特徴は図案であるものが細かに、繊細に描かれている点が挙げられます。間近で見ることはあまりないであろう着物ですが、目の前で見るとその色合いの細やかさには驚かされます。

加賀友禅特有の優美さも兼ね備えており、まさに日本の宝といえるレベルのものです。

「柿本市郎」が手がけた作品には1つにつきおよそ10,000円から100,000円程度の買取金額がついています。

インターネットオークションにおいても数多くの出品が見られますが、その金額の高さもあってか落札されているものは殆どありません。

一方で着物を専門に取り扱う業者の場合には、その美しさと希少性も相まってほぼ間違いなく高額で買い取ってもらうことができます。

また、「市」の字が入っている落款は彼の作品であることを証明するもので、それがあるのとないのとでは買取金額には差が出てきます。

『柿本市郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,着物鑑定士がいる業者に売る

有名作家が手掛けた着物は非常に価値が高いのですが、それを見極めるのは鑑定力が必要になります。

リサイクルショップだとそのような鑑定はできずに一般的な着物と判定し、安い価格での買取りになってしまいます。

そのため着物鑑定士がいる買取業者に売ることが大切です。

2,高く売るには2社以上の査定

着物を高く売るには複数の買取業者に査定してもらうことが重要です。

実際の査定額は買取業者によって異なるので、たくさん買取りする場合は合計金額が数万円も差がつくことがあります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。