記念切手やふるさと切手、外国切手など様々な種類がある中で、珍しいのがアニメ切手です。
1997年に初めてシートが発行され、その後名作アニメを集めたシリーズが登場しました。
オークションではいつも多くの種類が出品されていて、人気の高さがわかります。
初めてアニメの鉄腕アトムが描かれた「戦後50年メモリアルシリーズ切手 第5集 手塚治虫」のシートはいまだに額面程度の1,500円で買取りされています。
そんなアニメ切手の成り立ちと種類をご紹介しましょう。
アニメ切手の初登場はいつ?
初めて切手の図案にアニメが登場したのは、1997年の「戦後50年メモリアルシリーズ切手」の第5集です。
手塚治虫先生をテーマにした切手で、鉄腕アトムが描かれています。
まだ海外アニメが放送されていた1960年代に、日本のアニメとして初めてヒットしたあの鉄腕アトムです。
切手に初採用するアニメとしても異論のない代表作ですね。
しかしこの切手はまだアニメシリーズというわけではありませんでした。
グリーティング切手に採用
初めてのアニメ切手と言えるのは、同じく1997年に発行された、ドラえもんのグリーティング切手です。
ドラえもんとのび太くんやしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫とおなじみのキャラクターが図案になっています。
グリーティング切手なのでシール式になっており、切手の形も丸型やハート型などバリエーション豊かで話題になりました。
シールタイプだったので子供たちにも人気となり、間違って普通のドラえもんシールをはがきに貼ってしまう子供もいたほど人気となりました。
名作をシリーズ化
2003年に初のアニメシリーズ切手「科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ ~科学技術&アニメーション~」が発行されました。
2003年は鉄腕アトムがストーリーの中で誕生した記念の年でもあります。
鉄腕アトム以外にも、日本のアニメでは科学技術が発展した未来を描くアニメが多くあります。
そこで科学技術をテーマにしたアニメシリーズの切手が発行されました。
採用されたアニメは「鉄腕アトム切手」、「マジンガーZ切手」、「ガッチャマン切手」、「ドラえもん切手」など懐かしの名作が揃っています。
切手コレクターだけでなくアニメファンも集めたくなる切手シリーズになっています。
人気シリーズも登場
2005年からは人気アニメをテーマにした切手が発行されています。
「ゲゲゲの鬼太郎切手」、「新世紀エヴァンゲリオン切手」、「ポケットモンスター切手」、「ちびまる子ちゃん切手」、「機動戦士ガンダム切手」、「ONE PIECE切手」などに国民的アニメが勢揃いしています。
アニメ切手に採用された作品はごく一部で、これ以降はアニメ切手シリーズは発行されていません。
そのため揃えておきたいコレクターはたくさんいて、これからもアニメ切手の価値は下がることはないでしょう。
珍しいアニメ切手
珍しいアニメ切手といえば、2009年の「週刊少年漫画50周年」シリーズがあります。
「週刊少年サンデー」と「週刊少年マガジン」の創刊50周年を祝した切手シリーズで、第3弾まで発行されました。
「はじめの一歩」「うる星やつら」「タッチ」などまだたくさんある日本の名作アニメが切手になっています。
海外アニメ作品をテーマにした切手はグリーティング切手で多数発行されています。
2017年は「ムーミン」「スヌーピー」、2016年は「ミッキーマウス」「くまのプーさん」、2008年の「赤毛のアン」などがあります。
買取り店も注目
アニメ切手は普通の切手とは違い、デザイン性が高い切手です。
そのため通常の郵便に使われることは少なく、綺麗に保管されているものが多いです。
特に未使用のシート状態であれば、切手買取業者も高い査定額を出しやすくなります。
またアニメ切手は買取りを強化しているお店も少なくないので、査定をしてみる価値は高いと言えます。
複数店で査定をしてみよう
切手は同じ種類でも、買取業者によって査定額は変わってきます。
買取業者それぞれに販売ルートがあり、高く買い取れるか安く買い取るかは違ってくるのです。
そのため、1店舗だけに売ってしまうと損をする可能性があります。
LINE査定などを活用して、複数の買取業者に査定を出して、一番高いお店に売るのがポイントです。
1円でも高く売りたい人にはこの方法がベストだと思います。
まとめ
- アニメ切手はデザイン性が高い
- 人気アニメが勢揃いしている
- 買取業者も人気で売りやすい
- 複数店で査定をしよう