画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「結城素明(ゆうき・そめい)」は明治期から昭和期にかけて活動していた日本画家です。

彼は1875年(明治8年)12月10日に東京都で生まれました。本名は貞松といい、この名前は勝海舟が名付けたものです。

1891年に岡倉天心の紹介によって天真堂(川端玉章が主宰した画塾)に入塾し、日本画を学んでいきます。その一方で東京美術学校にも進学し、さらに日本画への理解を深めていきました。

その当時の彼は常に墨と手帳を持ち歩いており、目に入るものは何でも写生するなど非常に熱心な学生だったそうです。

情熱だけでなく高い実力を持ち合わせていた彼は在学中に第1回日本画協会展と第2回日本画協会展の2つの展覧会において1等褒章を獲得し、周囲の注目を集めました。

1892年には川端玉章の内弟子であった平福百穂に出会っており、以来親交を持ち続けました。画風こそ異なるものの、二人は無二の親友として无声会(むせいかい)を結成しました。

日本画を専攻しながらも、美術学校では洋画についても学んでおり、洋画の研究を行っていきました。この研究は後の彼の作風にも影響を及ぼしていくこととなります。

素明が描く日本画には洋画の研究をしていた時の名残か、西洋画の技法を取り込んだものが見られます。

東洋と西洋の絵画の融合ともいえる彼の日本画は洋画の本場、西洋においても高く評価されています。

フランス遠征も行っており、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授かるという名誉も得ました。

「結城素明」が手がけた日本画には1枚につきおよそ5,000円から55,000前後の買取金額がついています。

彼の肉筆の書簡についても美術品的な価値があり、買取の対象となることがあります。

『結城素明』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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